広島の藤本さん 協力隊員ら運営の移住プログラム 体験から定住へ【木曽】

人の優しさに触れ決意

木曽町など全国5市町村の地域おこし協力隊員らが運営する、家賃無料で現地の生活が体験できるプログラムで同町に体験移住した藤本悠太さん(23)が、事業終了後の4月以降、町に定住することを決めた。同プログラムによる町への定住者は藤本さんが初めて。
プログラムは「どこでも移住」の事業名で昨年10月~今年3月、木曽町と福井県鯖江市、徳島県阿波市、長崎県壱岐市、沖縄県国頭村で初めて実施。同町では参加者やその友人ら10人が、現地の情報提供や住民とのつなぎ役を担う「地域コーディネーター」の協力隊員がいる家で共同生活した。
広島県で会社員をしていた藤本さんは、ツイッターでプログラムを知って参加。体験先に「5市町村の中で最も知らなかった」木曽町を選び、昨年11月にやってきた。
「田舎に住んだら“よそもの感”を感じると思っていた」が、住民にストーブやこたつをもらったり、街中で和菓子をもらったりするなど「人の優しさに触れることが多かった」と言い、3カ月のつもりだった体験期間を延ばしたい気持ちが芽生え、一軒家の離れを借りて1人暮らしすることを決めた。
昨年末からアルバイトしていた郵便局に今春、職員として採用され、生活の基盤も整った。バイクと野外活動が好きな藤本さんはこれからの季節、登山やクライミング、キャンプ、釣りなどを楽しみたいとし、「同じ趣味を持つ同世代の友人もつくりたい」と話す。
「どこでも移住」は名称を「ゆるい移住」と変え、今年は7月1日から半年開催。体験移住できる市町村は今月初旬に発表され、参加受け付けが始まる。詳細はウェブサイト(https://dokodemo-iju.life)に掲載。
(坂下佳奈)

投稿者: mgpress