信大生の交流拠点&シェアハウスロッピキ 学生集う「たまりBAR」

信州大松本キャンパス(松本市旭)から徒歩約10分。空き家を改装して男女4人の信大生がシェアハウスとして暮らすコミュニティースペース「ロッピキ」(北深志3)では、さまざまなイベントが開かれている。隔週の金曜夜は、学生や地域の人たちが集う飲み会「たまりBAR」。学生たちの話に耳を傾けてみると…。

住人らつくるくつろぎの場
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」。「たまりBAR」の開店は午後7時半。照明を落とした店内では学生らしき20代前後の男女7、8人が、カウンターやテーブル席でくつろぎ、楽しげに会話しながらカードゲームなどで盛り上がっている。
この日のテーマは「カクテルの夜」。市内の飲食店でアルバイトするロッピキの住人らがバーのスタッフを務め、桃のジュースやライム、紅茶リキュールなどを使ったオリジナルカクテルやノンアルコール、おつまみなどを提供した。

家族のようなシェアハウス
「今日初めて来たんですよ」と住人に話し掛けるのは、信大医学部保健学科3年の池内彩乃さん(20、千曲市出身)。「(ロッピキの)前を通るたび、ずっと気になっていたけれど、入りづらくて」。この日はツイッターで開催を知り、思い切って来たという。
奥の厨房(ちゅうぼう)で忙しくサラダやクラッカーのおつまみを作っていたのは、住人で医学部保健学科4年の正林愛花さん(23、東京都出身)。月1万の家賃(光熱費別)を4人で割るので「節約がメリット」。部屋は男女で仕切っているが、話は筒抜けという。「プライベートはほぼないけど、家族みたいに温かくて居心地はいいですよ」

地域の人らと出会う機会も
午後10時すぎ、仕事のついでに立ち寄ったという、伊那市のイラストレーター田中宏さん(36)が、差し入れのイチゴを手に来店。住人やほかの学生とも顔なじみといい、「頑張っている若い人たちをみると、つい応援したくなる。こっちが逆に元気をもらってます」と、皆で乾杯。
この夜、ホール係を担当したロッピキ副代表の西澤敏輝さん(22、人文学部4年)は「ここは、いろんな人たちが集まり、いろんな話が聞ける出会いの場。学生の居場所、地域の人たちの交流の場として、もっとPRしたい」。

メモ
【ロッピキ】2016年5月、当時信大生の有志5人が「地域と関われる場をつくりたい」と、店舗兼住宅だった大学近くの空き家を借り、交流拠点として開設。「来訪者が6人目のメンバー」という意味で「ロッピキ」と名付けた。
「たまりBAR」のほかに、参加者が一品ずつ持ち寄る「ごはん会」、読書会、ボードゲーム大会など定期的にイベントを開催中。詳細はツイッターやフェイスブックで。

(高山佳晃)

投稿者: mgpress