3月9日「山賊焼の日」、9月6日「飴の日」… 松本に記念日続々

3月9日は「松本山賊焼の日」、9月6日は「飴(あめ)の日」。松本の名産品にちなんだ記念日が相次いで誕生している。一般社団法人日本記念日協会(佐久市)が認定登録。5月27日に居酒屋一歩(大手4)で開いた山賊焼の日登録の発表会に、同協会の加瀬清志代表理事(66)が訪れ、松本山賊焼応援団に認定証を手渡した。
新しい2つの記念日と、既定の「信州・まつもと鍋の日」を制定したのは、それぞれの名称になっている食べ物を、ご当地グルメにしたり、代表的な土産品にしたりすることを目的に組まれたプロジェクトチーム。食を通じて、松本の街を盛り上げる役割も担う。
同協会が認定する松本関連の記念日は合計9件。情熱や期待などが込められた「記念日」を、どう活用していくのか注目だ。

観光資源として山賊焼全国区に

●3月9日松本山賊焼の日
3と9で「さん(3)ぞく(9)」の語呂合わせで、松本旅料飲食団体協議会を母体とする「松本山賊焼応援団」(97店加盟)が申請。塩尻市が発祥とされ、地元ではよく知られている山賊焼きを、全国にPRする狙いだ。
応援団は2012年に発足。これまでも3月9日を「松本山賊焼の日」とし、地元名物としてPRしてきた。子どもを巻き込んでマスコットキャラクター「さんぞくん」を作り、松本大と紙芝居を作る活動も。
認定登録を受け、応援団の志賀丈師団長(52)は「真剣にアピールしなければいけないという重圧を感じる。松本グルメとして定着させつつ、観光資源としても役立てていきたい」と話している。
問い合わせは松本商工会議所地域振興部 電話32・5345

全国共通記念日習慣の定着期待

●9月6日飴(あめ)の日
日本書紀の神武天皇記の一説に、世の中を戦ではない方法で治めるために、9月6日に飴を作ったと推察される記述があることから。松本市の老舗飴店、山屋御飴所(おんあめどころ)=大手2、飯田屋製菓=同、新橋屋飴店=新橋3=の3店でつくる「松本飴プロジェクト」が制定し、1月に同協会が認定した。
山屋御飴所の太田喜久社長(57)は「9月6日は全国の飴に関わる人たちが、共通して記念日として活用できる日」とし、「バレンタインデーのチョコレートや、節分の恵方巻きのように、飴を使った習慣が全国に広まれば」と期待する。
初の記念日には「松本飴トーク(仮称)」として、地元で松本飴プロジェクトと同様な取り組みをしている団体の人たちなどを呼んで、飴にまつわる思い出話などをしてもらうトークショーを検討する。9月7、8日の週末に「松本あめさんぽ(同)」というイベントも計画。中心市街地の店に協力を依頼し、全国約20店の飴店の商品を店頭に並べ販売。市街地を回遊することで街のPRにつなげる。現在、協力店を募集中。問い合わせは山屋 電話32・4848

4団体が協力し地元食材をPR

●12月、1月、2月の19日信州・まつもと鍋の日
鍋がおいしい冬の12~2月で、食べ物の「食(しょく)」の語呂合わせで19日とした。
「地元の物をたくさん使った冬場ならではの鍋をつくろう」と、松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市の4団体でつくる「おいしい信州ふーど(風土)信州まつもと鍋開発プロジェクト」が開発。記念日は2014年に登録された。
具材は、松本一本ねぎ、信州SPF豚、白菜、長芋、エノキタケなど、地元の食材がいっぱい。たれは、ポン酢にリンゴをすりおろして|など、松本地域のご当地鍋だ。巾着など、お薦め食材、締めの雑炊などのレシピも考案した。
同市では、レシピを書いたリーフレットを作り普及に努めている。開発プロジェクトは、ファーマーズガーデンやまがた(山形村)で、被災地支援のチャリティーイベントを開き、信州・まつもと鍋を振る舞うなどPR。冬季には、民芸旅館深志荘(並柳2)、居酒屋一歩で、予約をすれば提供する。
問い合わせは市農政課 電話34・3221

記念日効果浸透啓発の一環にも

一般社団法人日本記念日協会(佐久市)の加瀬清志代表理事の話
現在、協会が認定する記念日は全国で約2000件。ここ3年は、年間200件ずつ増えている。要因は、記念日を制定することの効果が徐々に認知されるようになったからだ。制定者は企業が多いが、最近は難病のことを広く知ってもらうための啓発活動として医療関係の制定も増えている。今回、松本で山賊焼きと飴の記念日ができた。いずれも街づくりにつながるものでうまく活用してほしい。

(浜秋彦、八代けい子)


投稿者: mgpress