松本ライオンズV 県学童選手権 2年ぶり全国へ

小学生軟式野球の高円宮杯全日本学童大会予選を兼ねた第38回県学童選手権春季大会は22、23日、4地区代表の計16チームが出場して松本市野球場などで開いた。決勝で、松本市内9チーム選抜の松本ライオンズが9-7で浅間スポーツ少年団(佐久市)を破り、2年ぶり12度目の優勝。全国大会(8月18~23日、東京・神宮球場ほか)出場を決めた。
決勝は、打力に優れる両チームの打ち合いに。後攻の松本は1回、3番板花玲(寿6)の左前打を皮切りに4点を先制。
松本は3回に先発の伊藤祥吾(鎌田6)が相手中軸につかまり同点とされたが、その裏に7番上木朋哉(芳川6)がスクイズを決め、すかさず1点を勝ち越す。4回から板花がマウンドに立ったが、6回に2死から連打を浴びて3失点し、終盤で逆転を許した。
それでも松本はその裏、9番土屋諒人(清水6)の二塁打と板花の犠飛で追い付くと、2死一、二塁から5番古川隼乃介(信大付属松本6)の右越え二塁打で逆転。最終7回の2死二、三塁のピンチも切り抜けた。
このほかの中信勢は、塩尻BBCと吉田スポーツ少年団(塩尻市)が2回戦で、明科少年クラブ(安曇野市)が1回戦で、それぞれ敗退した。

今大会の4試合中、中御所少年野球(長野市)を12-5で下した準決勝まで3戦でコールド勝ちし、決勝も激しい打ち合いを制した松本。板花、伊藤ら長距離砲に足も絡めて得点を重ね、計54点を挙げた攻撃力は圧巻だった。
しかし、2月のチーム立ち上げ当初は「打てず、守れず、走れなかった」と土屋喜信監督(61)。選手の力を引き出すため、選抜チームに欠けがちな一体感や選手同士の信頼関係を醸成しようと、練習時のキャッチボールはその都度相手を変えるなどし、大会の前週には市内で合宿もした。
主将の古川は「みんな明るく、コミュニケーションが取れるチーム。決勝のような苦しい試合では、それが生きた」と胸を張った。
チームは2000年の全国大会で県勢過去最高の8強入りを果たしたが、前回出場時(17年)は1回戦、その前(14年)は3回戦(2戦目)で敗退と、近年は全国の高い壁に阻まれている。
全国大会は今年から、1日の投球数を70球以内とする球数制限が実施される。「打撃のピークを本番に合わせる調整はもちろん、投手起用も考える必要がある」と土屋監督。
古川主将は「一丸で練習に取り組み、全国制覇を」と2カ月後を見据えた。
(長岩将弘)


投稿者: mgpress