古民家そば店スイーツ好評 笹賀の丸山さん長女の利恵さんが担当


松本市笹賀に江戸中期の古民家を活用したそば店「館(やかた)そば」がある。これまで丸山陽子さん(64)が一人で切り盛りしていたが、4月から長女の利恵さん(38)が加わり、昼限定で手作りスイーツをメニューに追加。客に喜ばれている。
館そばは1997年に開店。江戸時代に庄屋だったという丸山家は本棟造りの立派な“お屋敷”で、住居と店舗を兼ねる。1階部分の4部屋が客席。基本的に陽子さん1人で営むため、店の看板を出さず、完全予約制でやってきた。
この春から利恵さんが、2人の子どもが小学校高学年になり店を手伝う余力が出てきたため新戦力に。小さな頃から大好きだった菓子作りの腕を生かし、3種類のスイーツを盛り合わせたセット(300円)をメニューに加えた。プリンやシフォンケーキなど、こだわりのスイーツ。「これからはブドウやリンゴなど季節のフルーツも取り入れたスイーツを提供したい」と利恵さんの目が輝く。
陽子さんは元々、そば好きの夫、恵司さん(70)のために、趣味でそばを打っていた。ところが95~96年のリフォームの際、現場の職人や建設会社の社長にそばを振る舞ったところ「店を出したほうがいい」と勧められ、急きょ設計し直して厨房(ちゅうぼう)を入れ、店を始めた。せいろそば900円。「『おいしい』と喜ばれるのがうれしくて、続けてきた」とほほ笑む。
細めのそばはのどごしが良く、自家製しょうゆで作るつゆもすっきりと品がある。「夫の満足いくものを作っていたら自然と腕が上がったみたいです」と陽子さん。自家製野菜を使ったてんぷらや煮物、漬物など丁寧に手作りする。「スイーツが加わり、店の幅が広がった。ゆっくり過ごしてもらえたら」
昼(月~土曜の午前11時半~午後3時)は予約なしでも受け入れるようにした。「それでも2人しかいないので、来る前に人数だけでも伝えていただけるとうれしい」。夜は予約制。日曜は昼夜予約のみ。℡0263・57・2228

(松尾尚久)


投稿者: mgpress