信濃毎日新聞松本専売所「福祉用具・医療機器フェア」 気になる製品などを紹介

機能性に加え見た目も配慮

信濃毎日新聞松本専売所(松本市大手4)による「福祉用具・医療機器フェア」が6月22日、信毎メディアガーデン(中央2)で開かれました。同社福祉事業部が取り扱うメーカーのうち54社が最新の製品を展示し、訪れた人は質問したり実際に試したりと関心を寄せていました。見て回った中から気になった製品を紹介します。
【歩行器・歩行車】四脚のフレームを持ち上げたり滑らせたりして使う歩行器、脚部全てに車輪が付いた歩行車、シルバーカー。四輪歩行車の中には、上り坂は電動アシスト機能が働いて楽に上れ、下り坂は自動的にブレーキが作動して速度を抑える製品も。
「使う人の用途や行き先などに合わせた、より細かい商品の開発・製造をしています」と担当者。機能性の向上に加え、外出が楽しくなるような明るい色や華やかなデザイン、男性を意識した製品も増えているそうです。
【介護支援ロボット】見守りや自立支援など介護現場でも導入が始まっているロボット。サイバーダイン社(茨城県)の「HAL」腰タイプ介護支援用は、移乗や体位変換といった介助動作などをする際に、腰にかかる負荷や腰痛を起こすリスクを減らします。
人が体を動かすときに脳から筋肉へ送られる信号「生体電位信号」を読みとり、その動作を支援する仕組み。装置の重さは約3キロ、入浴介助でも使える防水機能付きで、実演した担当者は「背中が引っ張られるような感じで、腰が楽です」。
【医療用ウィッグ】抗がん剤治療などで脱毛した人が着用するウィッグ。敏感になっている素肌にやさしい素材や縫製で通気性にも優れ、既製品のほかセミオーダー、フルオーダーも可能。手入れが簡単でナチュラル、スタイルを維持しやすいなどの点から人毛と人工毛の混合が主流だそうです。
ウィッグに抵抗感のある人もいますが、「いろんな負担がかかる治療中に、頭髪に向けられる他人の目を気にしないで済むのは気持ちの面で大きい」と担当者。見た目の印象が大切な職業や役付きの男性の利用も増えているそうです。
【大人用紙おむつ】体の状態や生活リズムを考え、外側のおむつ(パンツとテープ式の2タイプ)に、尿取りパッドを装着して使うのが一般的。「外側のおむつの当て方一つで漏れを減らせる」という担当者に、ポイントを聞きました。
▼テープ式タイプ=写真上左右2本ずつあるテープの止め方がこつ。平行ではなく「八の字」に止めてずれを防ぐ。
(1)下のテープから止める。太ももの骨の上部外側の突起した大転子(だいてんし)にかからないよう、斜め上方向に止める(2)上のテープは腰骨に引っかける感覚で下方向へと止める。
▼パンツタイプ=写真下(1)着用前にウエスト部分を持ち、ゴムを2、3回引っ張る(2)吸収体の部分を縦にとがらせるようにし、よくもみほぐしてからはく。漏れを防ぐ立体ギャザーが立ち上がり、吸収体が鼠径(そけい)部に隙間なく当たり、履き心地も良い。
(青木尚美)


投稿者: mgpress