松本で県内初開催 松商5人出場 関根 成長の19位 重量挙げ全国高校女子選手権

重量挙げの第21回全国高校女子選手権は20、21日、松本市総合体育館で開いた。県内で唯一のウエイトリフティング部がある松商学園(松本市)の5人が出場。55キロ級の関根さくら(3年)が自己タイ記録のトータル130キロで48人中19位になり、県内初開催の全国大会で健闘した。
全国総体(インターハイ)に競技がない高校女子の最上位大会。バーベルを頭上まで一気に持ち上げる「スナッチ」と、一度肩まで引き上げてから頭上まで上げる「クリーン&ジャーク」の規定2種目。
45~76キロ超級の体重別8階級に、都道府県予選などで基準記録を突破した過去最多の207人が出場し、2種目とも3回の試技の最高記録の合計で順位を競った。
2年連続出場の関根はスナッチ59キロ、ジャーク71キロ。58キロ級で34位だった昨年をトータルで13キロ上回り、1年間の成長を示した。
同級は吉田いぶき(香川中央3)がトータル167キロ(スナッチ69キロ、ジャーク98キロ)で優勝した。
そのほかの松商勢の成績は次の通り。
▽55キロ級(28)名古屋美希(2年)トータル124キロ(スナッチ54キロ、ジャーク70キロ)▽59キロ級(40)小島陽咲(同)115キロ(56キロ、59キロ)(42)本澤佑菜(同)113キロ(51キロ、62キロ)▽64キロ級湯澤ののか(同)=順位なし、記録なし

関根は、56キロからスタートしたスナッチ1回目は、バーベルを後方に落とし失敗。2回目で成功し、3回目は一気に3キロ増やして勝負に出た。
「いつもは1回目を失敗すると以降も引きずるが、よく気持ちを切り替えた」と顧問の金井洋貴教諭。最近は練習でも成功していなかったという自己記録の59キロをクリアし、仲間とハイタッチして喜んだ。
ジャークは、北信越総体でマークした68キロを1回目で成功。2回目の71キロもクリアし、3回目はまだ成功したことがない73キロに挑戦。肩まで上げるクリーンは成功したが、勢い余ってのどに当てて落とした。それでも自己記録タイの結果を残し「やりきった」と関根。
地元開催で「多くの声援に支えられ力を出せた。思い残すことはない」ときっぱり。ただ1人の3年生として下級生を引っ張ってきた女子主将は「壁は高いが、目標は日本一。後輩に頑張ってほしい」と後を託した。
(高山佳晃)