山登りのススメ② 靴、雨具、ザックをそろえよう 楽しさ道具で左右

ゴンドラやリフトで行ける「お手軽登山」からもう一歩踏み込んで、より本格的に山登りを楽しみたくなったら、どんな道具をそろえたらいいだろうか。松本市和田の登山用品店「カモシカスポーツ山の店・松本店」の村山裕美さんに聞いた。
まずは登山靴。でこぼこした登山道を安全に歩くため、足首を支えてくれる高さのあるものを選ぼう。一番人気はスカルパの「ZGトレック」(2万5000円、税別)。適度な硬さの靴底は、しっかりと足を支えつつ、しなやかさもあって歩きやすい。
靴底がはがれて歩けなくなる登山者もしばしば見かける。「購入から5年たったら、ゴムや接着剤の劣化に注意が必要。使う前に点検し、少しでも亀裂があれば、靴底の張り替えや買い替えを勧めます」と村山さん。
登山靴は、山登りの快適さを左右する最重要アイテム。店で実際に履き、時間をかけて選びたい。「少しでも違和感があったら迷わずスタッフに伝えて。種類豊富な中敷きで微調整することで、驚くほどフィット感が高まります」
山の天気は変わりやすい。雨の侵入を防ぐ防水性と、かいた汗を外に放出する透湿性を合わせ持つ登山用の雨具は必携だ。信頼性の高いゴアテックス素材の上下セットは3万5千円(税別)から。安い買い物ではないが、一度買えば長くもつ。雨天の農作業やスポーツ観戦、雪かきなどにも使えて便利だ。
雨具も他の衣類と同様、汚れたらその都度洗った方がいい。家庭用の柔軟剤や香料は生地の目を詰める。村山さんは「専用洗剤でつけ置き洗いを。洗剤が残らないよう、しっかりすすぐことが大切。私はすすぎに洗濯機を使うことが多いです」と話す。軽く水を切って陰干しにする。
日帰りや山小屋泊の登山なら、ザックは25~30リットルの容量で十分。最初は特に色々持っていきたくなるが、水や行動食、雨具、地図など必要最低限の物を持っていこう。背負う荷物が少なく軽いほど、山登りは楽しくなる。「収納ポケットが使いやすい」と村山さんが薦めるカモシカオリジナルのザックは25リットル1万900円(同)。
衣類は化繊かウール製を着用し、乾きの遅い綿製は着ない。山登りは想像以上に汗をかく。標高を上げれば気温も下がり、風も強くなる。汗でぬれたままにしておくと、低体温症を招くことも。肌に直接触れる下着や靴下は特に気を配りたい。
(随時掲載します)

【メモ】
カモシカスポーツ山の店・松本店の営業時間は午前10時半から、平日は午後8時、土、日曜、祝日は午後7時まで。松本電鉄上高地線新村駅から車で5分。南和田信号、和田橋場バス停の近く。電話0263・48・2424
(中山友美)


投稿者: mgpress