あるぷキッズ 発達障害支援10周年

松本市は8日、発達障害が心配される子どもや保護者を支援する同市の「あるぷキッズ支援事業」の10周年記念講演会・シンポジウムを、波田文化センターアクトホールで開いた。信州大医学部(同市)子どものこころの発達医学教室教授の本田秀夫さんが基調講演し、市民ら200人余が熱心に耳を傾けた。
演題は「『発達障害の理解』~生きづらさの理由」。本田さんによると、コミュニケーションには具体的に情報を交換するものと、人と話すことにより相手との関係をつくる2種類があり、通常の社会生活に顕著な支障を来していない「非障害自閉スペクトラム」の人は、情報の交換がメイン。そのため周囲から誤解される場合があるという。
本田さんは、発達障害は生まれつきだが、関わり方で「生きにくさ」が変わるなど、具体例を挙げて説明した。
シンポジウムは、医師や発達障がいサポート・マネージャーらが加わり「子どもたちの育ちを支える支援について」意見を交わした。会場では障害者就労センターなど4事業所が、施設利用者が作った製品を販売した。
(田原利加子)


投稿者: mgpress