英国発祥の喫茶文化を 1日限定「学生カフェ」

未来ビジネスカレッジ2年生がおもてなし
「アフタヌーンティー」魅力伝えて

紅茶と一緒に軽食やスイーツを楽しむ英国発祥の喫茶文化「アフタヌーンティー」。その魅力を伝えようと、専門学校「未来ビジネスカレッジ」(松本市渚2)の2年生たちが8月末、1日限定の「学生カフェ」を同校で初めて開いた。市内外の予約客約40人をもてなした学生の奮闘や舞台裏をカメラで追った。
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました」。笑顔で客を出迎えたのはブライダル・ホテル学科の8人。市内の紅茶専門店で、英国の伝統的なアフタヌーンティーを体験し、その歴史や文化、マナーなども学んできた。
ウエルカムドリンクは、冷たいアイスティー「キャンディ」。華やかな香りで渋みも少なく、優しい味わいの紅茶という。このほか、料理やスイーツに合わせ、味や濃さの異なる紅茶計3種類を順番に提供した。それぞれの紅茶に最適な抽出時間や湯量を計って入れた寺田花穂さん(20)は「うまみ成分が凝縮された最後の1滴まで注ぎ切るのがポイント。ゴールデンドロップって呼ばれているんですよ」。
サンドイッチに使うパン生地、スイーツのケーキやゼリー、マカロンなどはパティシエ・ブーランジェ学科の学生の手作り。それらを美しく盛った3段のケーキスタンドが各テーブルに運ばれると、客席から「わあ」と歓声が湧いた。
優雅なBGMが流れる1階カフェとは対照的に、2階厨房(ちゅうぼう)ではパティシエ・ブーランジェ学科の学生9人が、サンドイッチやスイーツの盛り付け作業に大忙し。一番いいタイミングで料理を提供しようと、1階の学生と無線機で情報をやりとりしていた。
一方、予約時刻よりも早く来てしまった客や、渋滞で到着が遅くなる客もいて、カフェの外では学生が右往左往する姿も。
デザートのゼリーをめぐり、作り手と提供側で意見の衝突もあった。菓子部門リーダーの宮下実寿香さん(19)は「互いに譲れない部分もあったが、目指すところは同じ。お客さまが笑顔になってくれたらそれでいい」。
同市新村から訪れた北原由美子さん(69)は「味もサービスも行き届いて学生たちの熱意が伝わってきた」と満足そう。マネジャーとしてカフェを切り盛りした玉田わかばさん(20)は「アクシデントもあったが、みんなの力で乗り切った。今日の経験をこれからの生活や就職先で生かしたい」と胸を張った。
(高山佳晃)


投稿者: mgpress