応援力にランナー疾走 第3回松本マラソン

ボランティア3500人に支えられ

6日に開いた第3回「松本マラソン」。7134人が出場したマラソンの部(42・195キロ)は6454人が完走し、完走率は9割を超えた。ランナーの背中を押したのは、約3500人のボランティア。沿道で声援を送る市民と一緒に、縁の下から2年ぶりの大会を盛り上げた。
昨年の第2回は台風の影響で中止に。今回はマラソンの制限時間を30分延長して6時間にし、完走率は第1回の79・5%から大幅に上がった。
えびの子水苑前の給水所のボランティアは、松本市熟年体育大学・一八会の約25人と、塩尻市丘中学校の陸上部員と3年生有志の約40人。松本で育種されたブドウ「黄華(おうか)」の粒を並べて「皮ごと食べられます」と声を掛け、ランナーは急いで口に放り込んだり、品種を尋ねたり。
サンプロアルウィン南側駐車場では、福祉施設などを慰問する「社会貢献隊」が、知的障害のある子どもたちと一緒にダンスを披露。両手に持ったポンポンを元気よく振り「がんばれ~」と、弾ける笑顔でランナーを励ました。小林美穂代表(51)は「踊りはへたでもいい。一生懸命応援すれば、気持ちが伝わるはず」。
アルウィン北側の道路では、国宝松本城古城太鼓が三三七拍子のリズムでランナーを鼓舞。向かい側では松本山雅FCサポーターの大旗隊がフラッグを振り、「頑張ろう!ワンソウル。ファイトだ、負けるな」と熱い声援を送った。
ゴールの信州スカイパーク陸上競技場では、鉢盛中学校の陸上部員らが、完走者一人一人の首にメダルをかけた。冷たいおしぼりを配った松本短期大1年の青山愛さん(27)は「最後まで走ったランナーの姿に、涙があふれた。勇気と元気をもらった」。
陸上競技場内と周辺を走るファミリーランの部(2キロ)は、283組603人が出場。手をつないでゴールするのがルールで、1歳半の次女実月ちゃんを背負い、長女の咲月さん(9)と最後にゴールした赤羽和香さん(38、松本市)は「半年前より子どもの体重が増え、予想以上にきつかった。ボランティアの応援があったから頑張れた」と感謝した。
(高山佳晃、有賀則正)


投稿者: mgpress