お母さんの体の悩みに簡単ストレッチ 子宮ケアサロン「ハナ」矢野結希さん

冷え性、生理痛、尿漏れ、更年期の始まり…。家事に子育てにと忙しいお母さん方、後回しにしている体の悩みはありませんか?病院に行く時間もないし、行くほどでもないと思っている人に役立つ簡単ストレッチを、松本、塩尻市で子宮ケアサロン「ハナ」を営む整体師、矢野結希さん(34)に聞きました。
矢野さんは「婦人科系のトラブルは、骨盤底筋を鍛えることで改善につながりやすい」と言います。骨盤の底にある骨盤底筋は、子宮やぼうこう、腸を支えるハート形のハンモック状の筋肉。この筋肉が緩むと尿漏れになり、内臓下垂を引き起こす原因に。子宮周りの血流が悪くなって、生理痛や冷えにもつながります。緩んでいるかどうかの確認は、排尿時に途中で尿を止められるかどうかで分かります。
紹介する3つのストレッチは、いずれも血液の循環を良くし、代謝・免疫力の向上、自律神経やホルモンバランスの調整につながります。

★ストレッチ1=内股を鍛え、膣を締める
あおむけになり、足首の辺りで両足をクロスさせる。
内ももをくっつけるように力を入れて寄せる。お尻の穴を締め、腹式呼吸を6回する。4秒で吸って、4~6秒で吐く。
足を反対にクロスし、同様に行う。
◎横隔膜を動かすことで内臓下垂を防ぎ、子宮の血液循環も良くなります。下半身の筋肉トレーニングにもなり、下半身やせにもつながります。
★ストレッチ2=血流を良くし、代謝を上げる
うつぶせになり、両肘を90度にして上体を起こす。
その状態で腹式呼吸を6回。吸う時にお尻の穴を締める感覚で力を入れ、吐く時に緩める。
◎腰痛がなければ、肘ではなく手のひらで体を支え、上体と首をそらし、目線を上にして行います。頭などを支える僧帽筋を伸ばすので、肩凝りや片頭痛にも効きます。
★ストレッチ3=骨盤底筋を鍛え、膣を締める
正座をして、お尻を10㌢くらい上げた状態でキープ。両手の指先を内側に向けてももに置く。
息を吐きながら背中を丸め、お尻の穴を締める感覚で力を入れる。
息を吸いながら胸を張って腰をそらし、力を緩める。②と③を6回繰り返す。
◎眉間にしわを寄せずリラックスしてやることが大切。心地いい感覚を味わうと続けられます。
これをやる時間すらないという人は、▽食器を洗う時にシンクの縁におなかを付けず、下腹に力を入れてお尻を締める▽洗濯物を干すときは、腰を落として籠から取る(スクワット)─といった動作でも骨盤底筋や下半身が鍛えられます。

自分の経験から子宮ケアに着目

矢野さんは、婦人科系のトラブル改善を中心に、自宅(塩尻市広丘吉田)と旅館・坂本の湯(松本市浅間温泉)で施術しています。
エステティシャンとして10年働き、その間に3人の子どもを出産。産後1年で職場復帰し、自身も体がつらかった経験と、多くのお客さんが婦人科系の悩みを抱えていたことから、体の内側から根本的に体を改善する必要性を感じるように。「悩みがなくなったら、家族に優しくできるようになった」というお客さんの言葉が決め手になり、東洋医学も勉強して子宮に着目した体のケアに行き着きました。
矢野さんは「お母さんが元気だと、家庭も明るくなります。ホルモンの影響で波があることを受け入れて、心地よく過ごせますように」と言います。
(梅田和恵)


投稿者: mgpress