【ガンズレポート】U-18 3年ぶり初戦突破 Jユース杯北信越参入戦へ緊張感

Jクラブ育成組織など全国の高校年代57チームが争うJユースカップ第27回Jリーグユース選手権は14日までに、1回戦の25試合のうち24試合を行った。松本山雅U─18は14日、ベガルタ仙台ユースとサンプロアルウィンで対戦して2─0で勝ち、4強入りした2016年以来、3年ぶりに初戦を突破した。
県リーグ(L)1部所属の山雅に対し、仙台は今季のプリンスL東北(10チーム)3位の格上。
前後半45分ずつ。山雅は序盤こそ動きが硬かったが、積極的なプレスやスペースを突く動きで次第にペースをつかみ、相手ゴールに迫る場面も増えた。
後半30分、MF樋口大輝(松商学園3)の左クロスを、途中出場のMF竹内瑛亮(松本工3)がワンタッチパスで送り、FW中村海斗(松商3)が決めて先制。
5分後にも左サイドを駆け上がった樋口が起点となり、DF竹内壮志(同2)が右足を振り抜き加点した。
山雅は19日の2回戦で、大宮アルディージャU─18と敵地で対戦する。

J2水戸などでJのトップチームを指揮した経験を持ち、今季から山雅U─18を指導する西ケ谷隆之監督(46)は「ミスが多く、細かい動きもまだまだ。落ち着いてやれればもっとよいゲームができたが、これが今の実力。全員攻撃・全員守備をやり切り、持てる力は出せた」と雨中の一戦を振り返った。
今季のU ─ 18は、県L1部を11勝2分1敗で4連覇。夏のクラブユース選手権は北信越を制し、2年ぶりに全国へ進んだ。
最大の目標はプリンスL北信越昇格だが、昨年まで3年続けて参入戦で敗退。Jリーグは今季から、自クラブで育てた若手選手の保有を義務付ける「ホームグロウン制度」を導入し、各クラブに選手育成を促す。トップチームでも若手の力不足は課題で、ユースの強化は待ったなしだ。
参入戦(11月17、23、24日・石川県)は5県の8チームがトーナメントで昇格2枠を争い、山雅の初戦の相手は北陸高(福井1位)。
西ケ谷監督は「高校チームはスピードやパワーなどを押し出し、勢いがある。(Jクラブ下部チームとは)少し違う試合展開を想定する必要がある」としつつ、「Jユース杯で負けると、参入戦まで期間が空いてしまう。1戦ずつ勝ち、よい緊張感を保ち続けたい」と、今季のヤマ場となる1カ月先をにらんだ。

(長岩将弘)


投稿者: mgpress