彫刻家・大曽根さん18日まで生坂で個展 仏像制作技法で動物

カフェにたたずむコウテイペンギンとアルダブラゾウガメ。今にも動き出しそうだが、実は彫刻家の大曽根俊輔さん(41、松本市中山)が作った作品。仏像制作に用いる「脱活乾漆(だっかつかんしつ)」という手法で、表皮のしわ一本一本まで緻密に再現した。
神奈川県出身。京都の公益財団法人美術院国宝修理所の修復師として11年間、国宝級の仏像の修理と保存に携わった。脱活乾漆は粘土などで原型を作り、その上に糊漆(のりうるし)で麻布を張り重ね、乾燥後に内部を取り除いて表面を仕上げる手法。「仏像ばかり見てきたから、今は動物を作りたい」と笑う。
作品は、生坂村北陸郷の「工芸と喫茶ひとつ石」で18日まで開いている個展「動物たちのいるところ」で、金曜~月曜の午前11時~午後6時に展示している。
(嶋倉華子)


投稿者: mgpress