子どもと料理自然に楽しむには

「給食は食べるのに家では食べない」「料理が得意でなくご飯作りが大変」「食事の手伝いをさせたいけどかえってイライラしてしまう」など、子どもの食にまつわる悩みを抱えるママは多いのではないでしょうか?そんな悩みを解決し、楽しく自然に子どもを料理好きにさせてくれる「キッチン育児」講座が11月に開講しました。主催する一般社団法人日本キッチン育児協会代表理事で、「ゆめサポママ@ながの」共同代表の大口知子さん(51、長野市)に話を聞きました。

目標は子の自立料理が苦手でも

―キッチン育児とは?
目指すのは「食を通して親子関係を良くし、子どもの自己肯定感を育むこと」。一番の特徴は、ゲーム感覚で楽しめる“ミッションシート”です。
子どもが一人で料理ができるようになるレシピカードのようなもので、自発的に取り組んだり達成感を得られたりする工夫がしてあります。料理教室に参加した時はやれたのに、家ではうまくいかないということはよくあります。家でもやりやすく、ママ用のヒントもあるので料理が苦手な人でも大丈夫です。
―調理の実習はしないそうですね?
あくまでも目標は「子どもの自立」であって、料理のスキルを上げることではありません。ママが料理を覚える必要はないので調理実習がないというわけです。
子どもが自分で調理をするための電子レンジ、冷凍食品、レトルトなどの活用法や、ママの心得などもお伝えします。もちろん料理の疑問やお手軽で喜ばれるおいしい料理のレシピもお教えしますよ!
―キッチン育児はなぜ生まれた?
これまでたくさんのママに出会い、話を聞くと「毎日のご飯作りがストレス」という声がたくさんありました。中でも料理が苦手なママは、料理をどう教えたらよいか分からず、子どもが将来1人暮らしをする時や結婚する時のことを心配していることを知り、何かできないかと考えたのがキッチン育児です。
実は、このカリキュラムを監修してくれた森田舞さん(46、長野市、コーチングアカデミー長野校校長)も、そんな悩みを持つ自称「料理苦手なぶきっちょママ」。家を出て別に暮らす私の子どもは何となく料理ができて、あまり心配はありません。そんな私の子育て経験と、人間関係を円滑にするコミュニケーションスキルを教えるプロである森田さんの知識を合わせました。
「料理に関わる仕事をしたい」というママには、インストラクター養成講座があります。

手伝わせることやる気や自信に

―プレ講座の参加者の感想は?
講座で知った子どもに自信が付くような褒め方や考え方(コーチングの基本)は、料理以外でも応用でき、「子育てが楽になった」「楽しめるようになった」という声がありました。また、「自分でズボンをはくようになった」「工作で作った物をすごくうれしそうに見せてくれた」といった成長も見られたようです。
―料理や育児に悩むママパパにメッセージを
子どもに手伝わせたいと思っても、汚れる、時間がかかる、危ないなどとつい怒ってしまいますが、危ないこと以外はどんどんやらせてあげた方が良いと思います。やる気が自信につながり、自己肯定感が高まっていくはずです。
汚れるのが嫌なら下に新聞紙やトレイを置く、手が汚れるのが気になるならウエットティッシュですぐ拭くといいでしょう。思い込みを解放すれば、案外子どもの成長が目に見えて、うれしい発見があるかもしれません。
それでもどうしても怒ってしまう、イライラしてしまうという方は、ぜひ「キッチン育児おしゃべり会」に参加してみてください。ヒントが見つかるかもしれませんよ。

基礎講座、実践講座の日程やインストラクターは公式サイト(https://kitchenikuji.com/)で、「おしゃべり会」はフェイスブックなどで随時お知らせしていきます。問い合わせはメール(kitchenikuji@gmail.com)へ。

(冨田琴美)


投稿者: mgpress