葉ボタン壮観 冬に彩り

大型の1000株余を栽培縁起良く正月に人気

花言葉は「祝福」「慈愛」「物事に動じない」。縁起の良い植物として、古くから正月の寄せ植えなどで人気の葉ボタン。松本市寿北にある約150平方メートルの畑に、朝晩の冷え込みで色づき始めた大型の13品種計1000株余が並び、壮観な眺めをつくりだしている。
育てているのは同市並柳の農業、塩原文夫さん(70)と幸子さん(62)夫妻。これだけの品種と数を個人で育てているのは珍しい。
品種は主に、葉の形によって分けられる。ころんと丸みを帯びた「丸葉種」、葉の縁が波状の「ちりめん種」、ぎざぎざの葉が特徴的な「切葉種」など。中には、1株に幾つもの葉をつける「踊り葉ボタン」、中心部が真っ赤に染まり、クジャクが羽を広げたような「紅クジャク」といった珍しい品種も。
どれも大型で直径は40、50センチほど。「玄関先に飾れば見栄えがします」と夫妻。希望者には自分で掘り取ってもらい、1株300円(踊り葉ボタンは500円)で譲っている。
畑は十数年前までバラ園だったが、文夫さんが体調を崩してから手入れが行き届かず、荒れ果ててしまっていた。周囲には田園風景が広がり、雄大な北アルプスが望める、のどかな場所。景観を生かしつつ、手間を掛けずに何か別の作物を育てられないか―。悩んだ末にたどり着いたのが葉ボタンだった。3年前からこの場所で育てている。

手入れ簡単に 春先まで長く

「寒さに強く、手入れも簡単。花のない時季、信州の冬を華やかに彩ってくれるはず」と幸子さん。土の表面が白く乾いたら、水をたっぷりとやる。そうすれば春先まで、長く楽しめるという。
畑のある場所は牛伏川沿い、下瀬黒公民館の北側。近くに案内板もある。入れ物を持参。スコップは無料で貸し出している。

(高山佳晃)


投稿者: mgpress