ガルベ冬眠また来春 今期運航終え黒部湖の遊覧船格納

大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルート上の黒部ダムで12日、今期の運航を10日に終えた黒部湖遊覧船「ガルベ」(11トン、全長16メートル、80人乗り)の格納作業が行われた。湖面から大型クレーンでつり上げられ、半年間の“冬眠”に入った。
湖面凍結による船の損傷を避けるため、毎年この時季に浮き桟橋や小型船も含めて引き上げ、黒部ケーブルカー黒部湖駅付近のトンネル内に格納。メンテナンスを行い、湖面に戻すのは来年5月中旬ごろという。
運航する関電アメニックスくろよん観光事業部(同市)やクレーン会社のスタッフらが、風速を気にしながら湖面とダム上部側で息を合わせて作業。船体の両側のフックにワイヤを掛けて引き上げる様子は、まるで「空飛ぶ遊覧船」のよう。雪化粧した後立山連峰を背景に、つかの間の無人空中遊覧をし、冬ごもりに入った。
ガルベの運航管理者で船長の坂木正さん(58)は「今年も無事に運航を終えてほっとしている。(この作業を行うと)冬の到来を感じますね」。
アルペンルートの扇沢駅-黒部ダム駅間の関電トンネルでは4月から、54年間を無事故で運行したトロリーバスからバトンを受けた電気バスが走行している。同ルートの今期の営業は30日まで。
(青木尚美)


投稿者: mgpress