3度目の挑戦でお笑いコンテスト優勝「あっぷる少年」

松本のスーパー銭湯で鍛えたお笑いチャンピオン、「あっぷる少年」。長野市で年に1度開く信州のお笑いコンテスト「リンゴ☆スターN-1グランプリ」で今秋、念願の優勝を果たした。2人の「リンゴたち」は、本業とお笑いの「二足のわらじ」で駆け回る。
「優勝は『あっぷる少年』です」。発表に一番驚いたのは当人たちだった。「取らなきゃ終われない」。そう思っていた賞を手にした。達成感を覚えたのもつかの間、副賞のテレビ出演をきっかけに周りの人に活動が知られるようになるなど、新たなステージが2人を待ち構えていた。
あっぷる少年は中学の同級生で、東京の吉本興業に所属していたこともある運送業の丸山大輔さん(33、松本市島内)と、福祉関係の仕事をしている中村公樹さん(33、同市波田)の漫才コンビ。「リンゴ☆スター」は2年ぶり3度目の出場だった。
決勝に進んだのは13組。トップバッターで緊張したが「めちゃめちゃうけた」。それがうれしすぎて、途中ネタが飛んでしまった所もあったと笑う。
手応えはあったものの「優勝はないな」と思っていた2人。審査員の作家にネタの作りを褒められた時に、感情がこみ上げた。
今回の挑戦に当たって、「まずは場数を踏もう」と決めた。松本市石芝の「林檎(りんご)の湯屋おぶ~」に「漫才をやらせてもらえないか」と打診。5月から月に1度、無料ラウンジで漫才を披露してきた。「おぶ~」の西村秀樹ゼネラルマネジャーも「『りんご』つながり。ここを拠点に頑張って」と支援。自信を持って出したネタが全く受けなかったこともあったが、反応を芸に生かせた。
優勝後、思った以上の反響があり「うれしかった」と丸山さん。中村さんは「信州を楽しくしたい」と話す。
「おぶ~」での次回公演は12月5日午後8時から。
(田原利加子)


投稿者: mgpress