松本城と世界遺産 中学生が研究報告会

松本市の信州大付属松本中学校の3年B組は1日、1年次から取り組む「松本城と世界遺産研究」の報告会を市大手公民館で開いた。当初から支援する「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会と共催。生徒は、同実行委関係者や保護者ら約60人に、3年にわたる研究の成果を披露した。
生徒40人は総合的な学習の時間で「観光」「障害者との交流」「環境」を課題にしたことをきっかけに、世界遺産登録につながる松本城の在り方や発信の仕方を探求。報告会では7つのグループが、それぞれ取り組んだ「環境」「バリアフリー」「イベント」「情報」などについて発表した。
松本城の「唯一無二の価値」を考えたグループは、外国人に喜ばれる土産を考案したと説明し、「お堀の汚れ」に着目したグループは、浄化を目的に行ったへドロの肥料化実験について紹介。「バリアフリー」のグループは、城内のバリアフリー化の難しさを知り、それに対応できる車いすを探したことを伝え、「さまざまな立場の人の考えを聞くことができて良かった」と締めくくった。
松本城の保全活動などに取り組む松本古城会の事務局・上條喜和子さん(67)は講評で「知っているようで知らないことや、私たちにはない発想を教えてもらった。松本城が大好きな気持ちが伝わってきた」と感謝した。
(有賀則正)


投稿者: mgpress