技術生かしボランティア 台風19号被災地で活動

松本市の建設会社社員・山﨑祥平さん(37、浅間温泉)は台風19号の被害に遭った長野市で、いわゆる「技術系災害ボランティア」として活動している。専門性を生かしているほか、知識があっても仕事で使わない技術を実践する機会にもなっているといい、「一緒に行ってくれる人がいれば」と同業者などに同行を呼び掛けている。
山﨑さんは千曲川の堤防決壊から3日後の10月16日、勤務する小池組(同市渚)の社員として幹線道路の泥の撤去に参加。同19、20日は初めて一般のボランティアとして被災地に入り、浸水した住宅などの惨状に「言葉が出なかった」。
その後も休日に被災地に通う中で「重機はあるが、乗る人がいない」など技術者が不足していることを聞き、全国的な災害NGO結(ゆい)に連絡。その活動に参加し、専門的な作業も担うようになった。
会社の協力で軽トラックや工具を持ち込み、浸水家屋の柱や床下を乾燥させるため壁を壊したり、床板を剥いだりするほか、一般のボランティアと同様にごみの片付けなども行う。土木工事が専門で、建築が本業ではない山﨑さんは「学ぶことがたくさんある」と言う。
長野市災害ボランティアセンターは今月15日以降、一般のボランティアの受け入れを金~日曜だけにし、年内の活動も終了した。「もう必要ないと勘違いする人もいそうだが、まだやることがある。ニーズは変わるだろうが、今後もできるだけ関わりたい」と山﨑さん。
(田原利加子)


投稿者: mgpress