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SKO奏者集う新企画

4日チェロ・アンサンブル松本
出演者に魅力など聞く

松本市音楽文化ホール(島内)は2月4日、室内楽コンサート「チェロ・アンサンブル松本」を開く。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の奏者が、夏以外に初めて集う新企画。出演者の一人で、京都市交響楽団特別客員首席奏者の山本裕康さん(53、東京)に意気込みなどを聞いた。
―コンサートはシリーズ化が予定されている。
初回はSKOのルーツ斎藤秀雄さん(1902~74年)が奏者だったことからチェロに決まり、私と安田謙一郎さん、木越洋さん、古川展生さん、門脇大樹さん、辻本 ※ 玲さんが出演する。皆が著名オーケストラの首席奏者などとして活躍中だ。
安田さんと木越さんは斎藤さんから直接指導を受け、辻本さんらは斎藤さんの孫弟子。30~70代の幅広いアンサンブルになる。世代で考え方は違っても、斎藤さんの音楽に向かう姿勢を受け継いでいる。
―プログラムと聴きどころは。
グリーグ「ホルベアの時代より」、シュトラウス2世「こうもり序曲」など計6曲。どれもチェロのためにチェリストが編曲し、楽器の持ち味を十二分に発揮している。すべて六重奏でメンバーが持つ音を考え、各曲でトップ奏者が代わる。
チェロの一番の魅力は音。同じ音を弾いても、人により音色が違う。SKOの演奏は小澤征爾さんの指揮で素晴らしい音色に向かうが、今回はその枠から外れ、奏者の個性が発揮される。素晴らしいアンサンブルにならないほうが面白い。
―新たな試みへの期待は。
SKOメンバーが冬に集まるのは初めてで楽しみ。私はスズキ・メソードでチェロを習ったので、小学4年から中学1年まで毎夏、松本に来ていた。古里のような街だ。
音文ホールは響きがとても良く、チェロに合う。6人というと音色が密集するイメージかもしれないが、音域がとても広い楽器なので、独特のアンサンブルになるだろう。SKOと違う音色を楽しんでほしい。

公演は午後7時開演。全席指定、一般4000円、25歳以下2000円。問い合わせは同ホール℡0263・47・2004
(井出順子)

※辻本玲さんの辻は一点しんにょう