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新田さん・北村さんW主演「サヨナラまでの30分」

松本を中心にすべて信州でロケーション撮影した映画「サヨナラまでの30分」が24日、全国で公開される。
女性に絶大な人気を誇る新田真剣佑さん(23)と北村匠海さん(22)のW主演作品。ヒロインは久保田紗友さん(20)だ。葉山奨之さん(24)、牧瀬里穂さん(48)、筒井道隆さん(48)、松重豊さん(57)らが脇を固める。
1年前に死んだミュージシャン、アキ(新田)が残したカセットテープ。人と関わるのが苦手な大学生、颯太(北村)がテープを再生する30分間、アキは颯太の体を借り、昔の仲間や彼女に会いに行く|。
松本市高宮中の松本シネマライツで先月に行われた完成報告試写会。来場した萩原健太郎監督(39)と、アキのミュージシャン仲間、重田幸輝役を演じた上杉柊平さん(27)が松本の印象などを語った。

縄手や松大…青春リアルに24日公開

松本シネマ認定の映画

「サヨナラまでの30分」のロケ地は、中信地区では松本市の縄手通りなど中心市街地、松本大学キャンパス、塩尻市の小坂田公園のプール、安曇野市の碌山美術館|など。松本市は「松本シネマ」に認定した。県内では他に長野市や上田市などで、計約1カ月かけて撮影した。
松本シネマライツ試写を見た百瀬綾香さん(15、松本市)は「バンドをしているので、あのように人を感動させる音楽ができたらいい」。中川文太さん(31、同市両島)は「エキストラで出たり、スタッフの人と仲良くなったりと、思い入れのある映画。ふだん見慣れた風景が舞台になっているのが感慨深い」などと話した。
松本シネマライツでは2月29日まで公開記念展を開催中。ヒロイン村瀬カナを演じた久保田紗友さんがまとった衣装や、映画で使われた小道具などを展示している。

インタビュー
演奏シーン見どころ
人の温かさを感じて

萩原健太郎監督 自然があり、青春映画にぴったり。リアルにしたいので、実際のリンゴ音楽祭があったのが、大きいですね。降水量が少ないと聞いてたんですが、けっこう降りましたね。
─松本の印象、お気に入りの場所は
萩原監督 撮影しやすかった。縄手通りはとても印象的でした。
上杉柊平さん   みなさん温かく、どこにいっても応援してくれました。ご飯もおいしいし、お店の人もみんないい人ばかり。本当によくしてもらった。
バンドの練習場面を撮影した上土劇場が好き。あのレトロ感が好みです。撮影前におはらいをした四柱神社も。きれいで神聖な感じでした。
─撮影裏話は
萩原監督 駅前で自転車に乗っていた女子高生が、マッケン(新田真剣佑さん)を見て、驚いて転んでました。
上杉さん   国宝級のイケメンですからね。
萩原監督 クランクイン(撮影開始)する前日、イタリア料理を食べに行った時に停電があり、ろうそくを持って川に降りていった。あそこから青春感が出た。いい感じのマジックタイムでしたね。
上杉さん   (北村さんと)毎日のようにサウナに行ってました。心と体のバランスを取るんだよって言われて、その感覚にはまってしまいました。
─映画の見どころは
萩原監督 演奏シーンが見どころ。曲を6組のアーティストに作ってもらった。統一感を出すため、キャラクター説明をしっかりしました。(新田さん演じる)アキの性格にアーティストの個性が加わり、いい楽曲になったと思います。
上杉さん キャストだけでなく、監督、スタッフ、エキストラもみんなでつくってみんなで走り抜けた感じが、画(え)からあふれ出ている。松本の人が温かく接してくれ、それが役にも影響している。それを感じてもらえればうれしい。

【メモ】
松本シネマ松本市内を舞台にロケーション撮影を行うなど、地元の観光振興や観光PRに寄与する映画を対象に同市が認定する。これまでに「岳─ガク─」、「神様のカルテ」、「神様のカルテ2」、「orange─オレンジ─」が認定されており、「サヨナラまでの30分」は5作品目。

(八代けい子)