2020.2.10 ウェブサイトをリニューアルしました

お好み焼きでん道 大きな看板でPR

松本市の国道19号・高宮交差点を西に入ってすぐの道沿いに「お好み焼きでん道」などと記した大きな看板を何枚も掲げた謎の家がある。「住宅?店?どっち?」。脇を通りかかって首をひねるドライバーも多い。真相を聞いてみようと、インターホンを押してみた。
出てきた家主は赤松正人さん(46)。この建物から約150メートル離れた人目に付きにくい場所(同市高宮北17)で「お好み焼きでん道」を営んでいる。看板を掲げた家は、赤松さんが一昨年の夏に購入した自宅だ。
「家の前の道は通る車が多く、渋滞が激しい。家を買ったときから、看板を付けたらどうなるか、試したかった」と赤松さん。
看板の大きさは3種類。最大のものは縦90センチ、横180センチあり、最も目立つ玄関の屋根と2階のベランダに取り付けた。その他の看板は、塀の上などに設置した。
「『あれは何?』という反応がすごい。来店する客が1・3倍~1・5倍になった」。赤松さんはPR効果に驚き、「新規のお客でも看板をねたに会話が弾む。想像していなかった」と喜ぶ。一方、店と間違えて訪れる人もいて「予想よりもはるかに多い」。しかし「説明すると皆さん、笑って店に行ってくれます」と話す。
今後、看板脇の空きスペースに「アルバイト募集」や「ビールフェア開催」などの広告を掲載し、反応を試す予定だ。
「でん道」は、兵庫県明石市出身の赤松さんが「明石焼き」のおいしさを伝えたいと2005年に開いた。立地はそれほど良くはないが、こだわりの味と焼き方で、ファンも増えている。
住宅ローンを完済する3、4年後には家を取り壊し、跡地に新たな店舗を建てる計画。赤松さんは「新しい店は看板なしで勝負したい。そして(格付け本の)ミシュランガイドに載るのが目標」と大きな夢を語る。

(浜秋彦)