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松本市美術館でデュフィ企画展

20世紀前半にフランスで活躍した画家ラウル・デュフィ(1877~1953年)の絵画やテキスタイル(布地・織物)デザインを紹介する企画展が25日、松本市美術館(中央4)で始まった。「色彩の画家」と言われるデュフィの魅力があふれる152点を展示した。3月29日まで。
オルガニストの父とバイオリニストの母の元に生まれたデュフィは音楽を愛し、作品のテーマにも多用。同時期に活動したセザンヌやマティスらに影響を受けながら独自の色彩感覚を磨き、動物や花などをモチーフにしたテキスタイルデザインを創作。上流階級の女性たちを魅了した。
今展は、パリで上演したミュージカル「マイ・フェア・レディ」で使われたドレスを再制作した4着を初公開。流れるようなタッチで描いた「オーケストラ」などの絵画16点、象や鹿、チーターなどが戯れるデザインの色鮮やかなドレスなど衣装20点、テキスタイルデザイン関連の資料116点で、デュフィの多面性を紹介する。
松本がかつて養蚕や製糸業が盛んな町だったことや、「楽都」と呼ばれていることから、布と音楽を創作に用いたデュフィの作品展を企画した。
担当学芸員の稲村純子さんは「生きる喜びを表現した画家の、大胆で鮮やかな色彩を目にし、優雅な時間を過ごしてもらえれば」。
午前9時~午後5時。大人1200円、大学高校生と70歳以上の松本市民800円。月曜休館。同館電話39・7400
(井出順子)