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松本市長選 ママ目線の暮らし・教育

3月15日投開票の松本市長選まで3週間余り。街頭や集会などで候補者の政策を聞いたり、自分の意見を伝えたりできる機会があるかもしれません。そこで市内に住む母親と妊婦計7人に集まってもらい、主にママ目線での困り事、気になっていることなどを「暮らし」「教育」のテーマで聞きました。最初にそれぞれが思うことを紙に書き出し、それをテーマと項目別にボードに掲示。ほとんどが初対面でしたが、にぎやかく熱い意見が交わされました(司会はイクトモメンバーの本庄みどり、敬称略)。

暮らし―ニーズを捉えて

―待機児童が続いていますが一時預かりはどうですか?
高山公立園の一時預かりの予約は、預けたい月の前の月の15日午後0時半が開始ですが、ネットがつながらずに5~10分待ち続け、ようやくつながったら既にいっぱいになっていたということが毎月のようにあります。エリアによっては取りやすい園もあると聞きますが…。
「空き施設がある」と言われても自宅から遠かったり、園によって持ち物やルールが違ったり。気軽に利用できる感じじゃありません。
今関仕事をしている人が先に多くの日にちを押さえてしまい、病院に行きたいなど本当に一時的に預けたい人が利用できないのが現状です。本来の目的とずれていますよね。
本庄ファミリーサポート(育児などの援助を受けたい人と行いたい人が会員となり助け合う会員組織)をもっと利用しやすくすべき、という意見もあります。
―市の情報発信について多くの意見がありました。
小川第3子の妊娠届を出しに市役所へ行った時、「上のお子さんの送迎や家事のサポートなどに使えます」とクーポンを渡されましたが、その紙だけでは利用の仕方などがよく分かりませんでした。
以前住んでいた県内他市ではメール配信サービスがあり、例えば「子育て情報」に登録すれば、それに関する市の情報が届きとても便利でした。松本市でもこのシステムをぜひ導入してほしいです。
高山出産してから市役所に問い合わせることが多くなりましたが、電話をすると「ホームページに載っていますよ」と言われます。でもホームページを見ても欲しい情報までたどり着けず、結局また電話することに…。
載っている情報も分かりにくい行政資料というケースもあり、見づらかったです。受け手のニーズとマッチしていないと思います。
今関市は情報を発信しているけれど、ふわっとしか伝わってこない。子育て用のサイトをもう少し分かりやすく作って、もっと上手に伝えてほしいですね。
―子どもの遊び場についてはどうですか?
今関 塩尻市の市民交流センターえんぱーく(大門一番町)や、北部交流センターえんてらす(広丘野村)のような施設が松本にあったらいいなあ。
一同そうそう(笑)。
多田図書館も併設されていていいですよね。
高山茅野市にも同じような施設があります。中高生が気軽に行けるフリースペースがあって放課後の居場所になっています。松本の中高生の居場所はどこなんでしょう?
小川小さい公民館の本と椅子が置いてあるスペースで調べ物をしていたら、職員に「何をしているんですか?」と聞かれたことがあります。調べ物や打ち合わせをする公的な場所が圧倒的に少ないんだなと思いました。
―放課後の子どもたちの居場所に関してはどうですか?
齋藤児童センターを利用する子どもが増えていますが、私が知っている所では子どもが多過ぎてぎゅうぎゅうの状態です。センターの先生が本当に大変だと言っていました。
本庄民間が運営する学童クラブもありますよね。
大久保センターは場所の提供が主、学童は支援員がおやつや遊びなどで子どもと密接に関わるようです。学童に通わせている親の満足度は高いと聞きますが、行事など親の出番が多くて大変そう…。
今関私も学童クラブに魅力を感じましたが、手伝いや役員ができそうもなくて利用を見送りました。
―博物館や科学館を充実させてほしいという声もあります。
今関松本は公園も多くて恵まれているけれど、雨の日に行ける場所が少ない。「学都」にちなんでもっと力を入れてほしいです。
矢島市内の博物館も雨の日割引とか、近くの駐車場割引といったサービスがあるといいなあ。

教育―質高め幅広げて

―「保育と教育を融合させたい」という意見がありましたが?
今関海外の主要国では教育や保育の質に関する調査を行い、子どもたちがどうしたら必要な能力を高められるのかを研究しているけれど、日本は教育や保育の質というと、職員の人数配置などの話しか聞こえてきません。無償でなくていいので幼児教育の質を高めてほしいと思います。
一同同感です。
―「登校日数=給食の提供日数」というのは?
多田学校の登校日と給食の提供日を同じにしてほしいというお願いです。終始業式や家庭訪問のときなど、子どもは午後1時すぎにヘトヘトになって帰って来ます。給食を食べてから下校というスタイルにすれば、子どものストレスも減るのに…。
大久保今は違うかもしれませんが、下諏訪町に住んでいた時は、登校日は必ず給食がありました。だから松本市に引っ越して給食の提供日が少ないと感じました。仕事をしている親も多く、忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。 ―複数担任制を導入してほしいという意見もありました。
多田担任の先生の影響は大きいです。複数いれば子どもが相談しやすかったり、きめ細かい指導ができたりするのでは?
大久保先生によって指導の仕方も力量も全然違いますよね。担任の2人制や、学級担任を固定しないで学年の全教員がすべてのクラスを見るという形もいいと思います。
今関仕事内容によってですが、教員免許はないけど携わりたいという人が現場を支援してもいいと思います。先生は子どもの勉強と生活面、保護者の対応で手いっぱいですから。
―子どもが主体的に学ぶアクティブラーニングやクラブ活動についてはどうでしょう。
多田興味のあることを深められる学習をして、それが結果的に5教科の学びにもつながる教育になってほしいです。
大久保クラブ活動も一つのことに絞らず、いろんな経験ができるといいと思います。ある市では中学校の部活動を週に1日休みにして、市民がいろいろなスポーツを教えていると聞きました。
生涯スポーツや全く知らなかった運動と出合える、異世代交流や子どもの居場所につながるといった良さがあるようです。
―「リコーダー→アコースティックギター」というのは?
多田小学校で習う楽器はリコーダーだけでなく、もっと柔軟にいろいろな楽器ができるといいと思います。例えばギターとか。
今関松本平には生産量、品質ともに全国トップクラスのギター製造会社が集まっていますもんね。「楽都」にふさわしい特徴ある教育を取り入れてほしいです。
―ありがとうございました。暮らしやすい社会をつくるには、一人一人がさまざまな課題に関心を寄せることが大切だと思いました。(記録・梅田和恵)