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生きものの決定的瞬間展

旬の自然観察の会8日まで髙橋節郎美術館

中信地区を拠点に生き物の写真撮影を手掛ける「旬の自然観察の会」は8日まで、メンバーが撮りためた「生きものの決定的瞬間」の写真展を、安曇野髙橋節郎記念美術館(安曇野市穂高北穂高)南の蔵で開いている。虫や鳥が見せる珍しいシーンが並ぶ。
出展しているのは、中田信好さん(59、同市堀金烏川)、那須野雅好さん(60、同市三郷温)、丸山隆さん(70、松本市南原)の3人。各12点を展示している。
中田さんは夏の暑い日、ガの一種「クロホウジャク」が水たまりにダイブして水面を打ち、自分で作った水滴から水を吸う瞬間を捉えた。高山に上がってきたモンキチョウの雄が、そこにすむミヤマモンキチョウの雌と交尾する瞬間も写した。「国内で撮影できたのは初かも」と喜ぶ。
那須野さんは、「アカハネバッタの飛翔」などを並べた。アカハネバッタは県内では2013年まで半世紀にわたり生息が確認できなかった。展示の写真は15年夏、飛ぶ瞬間を捉えたもの。「鮮烈な赤い後翅(し)に目を奪われた」と話し、こちらも「国内初と思う」。
丸山さんは20年ほど前から8年かけて観察研究したカワセミの写真などを展示。カワセミは春、雄が雌に魚を食べさせて求愛する。その様子を捉えた1枚はまさに口から口に魚が移る瞬間。長年の勘で、松本市内のため池の近くにカメラをセットし、50メートルほど離れた場所に身を隠して遠隔操作で写したという。
午前9時~午後5時(最終日は3時)。同展のみの入場は無料。同館電話0263・81・3030
(長田久美子)