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あなたが輝くスタイル提案 開拓に挑む「洋服のソムリエ」岩城あゆみさん

販売後のフォローがしたくて

気に入って買ったのに家で着てみたら似合わなかった。手持ちの服と合わせるのが難しい。パーティーに何を着て行っていいのか分からない…。そんな時の心強い味方が「洋服のソムリエ」だ。
塩尻市広丘原新田の岩城あゆみさん(37)は、個人向けのパーソナルスタイリングサービス「ペタル」を松本地域で始めた。買い物への同行、手持ちの洋服や小物の整理、コーディネートを提案するほか、美容室とも協力して髪形やネイルにも対応。顔立ち、体形、ライフスタイル、TPO…。さまざまな角度から「その人が一番輝ける」(岩城さん)よう工夫し、助言する。
洋服が好きで、アパレル関係の仕事を選んだ。販売だけでなく、製造にも関わった経験を武器に、県内ではまだまだ珍しい分野を切り開こうと挑む。

イメージ通りの服選ぶ自信なく相談

知人の結婚式の2次会に何を着ようか迷っていた。松本市島内の自営業、清水秀敏さん(39)の日ごろのファッションは、ジーンズとパーカーなどカジュアル系。「いつもよりきれいで、大人っぽい服」。イメージは浮かぶが、手持ちがない。かといって、イメージに合う服を探すのも選ぶのも自信がない。そこで、「洋服のソムリエ」岩城あゆみさんに助け舟を求めた。
予算は約4万円。ジャケット、パンツ、コート、インナー、靴、靴下、ポケットチーフをそろえた。2次会のパーティー会場での評判も上々。清水さんは「日ごろ着ないものを選んでもらい、普段の自分とは違う一面が発見できた。新鮮で気分が良かった」と顔をほころばせた。

販売から製造まで業界経験を武器に

塩尻市出身の岩城さんは青山学院大学を卒業後、地元へ戻り、アパレル関係の企業で働き始めた。その後、転職して事務職に従事したが、やっぱり好きなことをしたいと、洋服販売の仕事に戻った。手に取りやすい価格帯の品をそろえた店から、10万円、20万円といった高価格のセレクトショップまで経験。店長を務めたこともある。
東京でOEM(相手先ブランドによる生産)の営業を担当したことも。生地の発注、ファスナーを付ける位置など、メーカーの意向をくみ、工場に指示する仕事にも携わったが、2年前、子育てのために地元に戻った。
接客するうちに「売りっぱなしになってしまうのではないか」と感じたことが、パーソナルスタイリングの仕事を目指すきっかけになった。「常連の人以外は、店に何度も来てもらえない。洋服は毎日着るものだから、売った後も寄り添ったサービスがしたい。買ったけれど組み合わせが分からない|といった悩みを解決するアフターフォローができたらいい」と岩城さん。
サービスの種類は、「ワードローブチェック」と「ショッピング同行サービス」。料金は、いずれも2時間で1万3000円。「ワードローブチェック」は、手持ちの服や小物の整理や、コーディネートの提案など。整理することで、洋服を選ぶ時間が短縮できるという。クローゼットの中身を踏まえ、買い足すと便利なアイテムのアドバイスもする。
髪形とネイルは美容室sLeep(松本市埋橋1)が協力。「働くママ(岩城さん)の応援、手伝いができたらいい」とオーナーの内川晴彦さん(40)。
「ショッピング同行サービス」は、事前にカウンセリング(1時間5000円)で、好みや悩みを聞き、岩城さんがあらかじめ店を下見。依頼者に同行して似合う服を探し、提案する。
基本は「ワードローブチェック」と「ショッピング同行」だが、洋服をネットで購入する際の手伝いなど、できる限り、要望に対応していきたいという。
「生活の延長線上にあるサービスとして気軽に利用してもらえたらうれしい」と話している。
連絡・問い合わせは岩城さん(personal.styling.petal@gmail.com)
(八代けい子)