マザーズコーチングスクール認定講師和田春菜さんに聞く―おやつのこつと悩み

松本市中央地区福祉ひろば(大手3)で2月、子育て支援講座「なんでもおいしく食べられて、丈夫な子を育む『手作りしない』おやつ講座」が開かれました。講師は、子どもの健やかな成長のために母親が学ぶ「マザーズコーチングスクール」(NPO法人トラストコーチング主宰、東京)認定講師で、チアリーディングコーチの和田春菜さん(34、同市)。3歳の娘を育てながら実践するおやつのこつと、おやつに関する悩みについて話しました。一部を紹介します。

家庭ごとにテーマ決めてどんなお菓子もOKの時を

【おやつのこつ5】
①それぞれの家庭にとってのおやつの定義を決めるわが家は3回の食事を決まった時間にしっかり食べることを前提に、おやつは「4番目の食事」と考えています。おやつをご褒美や罰にしないとも決めています。

②避けたい成分を決める私は、体や味覚に影響があると考えるトランス脂肪酸、人工甘味料、遺伝子組み換え食品、高フルクトース・コーンシロップ(果糖ブドウ糖液糖など)、タール色素、カラメル色素、防カビ剤、アミノ酸、酵母エキス、野菜ペースト、砂糖、ポストハーベスト処理された小麦粉の12種類を避けたい成分と決めています。

③安心な市販のおやつを選ぶ基準をつくる食品表示ラベルの原材料名を見て、②の避けたい成分が入っていないかを確認します。わが家では「旬の果物、ドライフルーツ(無添加でオーガニック)、干し柿、干し芋、甘栗、焼き芋、ケーキ(地元の菓子店)、スナック・クッキー(見た目をイメージできる材料だけ使用の物)、せんべい(原材料が米としょうゆ、または塩だけの物)、魚肉ソーセージ、乾燥させた小魚」といったおやつをあげています。

④ジュースとの付き合い方と選ぶ基準を決めるジュースは飲み物ではなくお菓子の仲間と考え、濃縮還元ではないストレート果汁100%の物に。人工甘味料やブドウ糖果糖液糖、砂糖、香料、着色料が不使用の物を選んでいます。

⑤どんなお菓子やジュースもOK!という時を決める旅行や誕生日などのイベント、思いのこもったお菓子をもらったときは、普段は避けている物も良しとしています。「人生を楽しむ」という大きな目的を見失わないことが大切です。

おやつに関するよく聞く悩みと解決策

─親が食べさせたくない物を祖父母があげてしまう
「孫の喜ぶ顔が見たいと思う気持ちを大切にし、『これなら安全だし子どもも喜びます』という代替品を、買える場所も含めて伝えるようにします」

─普段食べさせないおやつを、一緒にいる友達が食べているとき
「関係が薄いときは、子どもと一緒にその場をさっと離れましょう。付き合いがある場合は『私はこの時間はあげないようにしているんだ』などとさらりと伝え、相手の習慣を否定しないようにしましょう。自分の子どもを“下げる”言い方をしないことも大事です。たとえ話ができなくても聞いていて自己肯定感に影響します」

─「もっと欲しい」と言われたら
「最初に『おやつはこの量だけだよ』と伝えます。おやつが見えるところに置いてある場合は、見えない場所にしまいましょう」

─食事の前におなかがすいて泣いたら
「わが家では、娘だけ先に食べ始める“フライングご飯”にしています。ミニトマトやキュウリなどすぐに出せる野菜や、おかずもできた順にあげます」

─お菓子習慣をどう整えたらいいの?
「お菓子を食べる頻度の目標を決めて、それに向けて量や回数を減らしていきます。子どもが何歳でも、そのようにする取り組みをじっくり話しましょう」

─お菓子作りに興味はないけれど、手作りおやつも気になる
「“ずぼら母”を公言する私が作る簡単おやつは、▽カボチャの塩煮(塩をふって弱火で加熱)▽魚焼きグリルで焼き芋(ホイルに包んで弱火で加熱)▽のり巻きチーズ▽メープルスフレオムレツ(溶き卵にメープルシロップを混ぜて焼く)▽(焼くだけの)シシャモ▽手羽先―などです。

安全な商品にお金を払うことは、自分たちの健康を守るだけでなく、より安全な社会を子どもたちに残すことにつながります。人生で子どもと一緒に食事ができるのはたった18年くらい。大切に心地良く過ごしましょう」
和田さんへの問い合わせはharuna.wada.coaching@gmail.com
(梅田和恵)