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ギャラリー併設土産菓子店「壱の蔵」 旧デリー建物改修し開店

松本市中央2に、ギャラリーを併設した土産菓子店「壱の蔵松本店」が開店した。黒漆喰(しっくい)のなまこ壁が特徴の店は、2017年までカレー店「デリー」として市民に親しまれてきた建物。耐震補強、屋根のふき替えなど大掛かりな改修を経て、再出発した。
1階は観光土産物の企画・製造・卸「たなか」(甲府市)が直営する土産菓子店。オリジナルのドライフルーツやチップス、チョコレート菓子など約80種が並ぶ。中心価格帯は550円ほど。松本店の開店に合わせ、「山賊焼き味」ポテトスティック(330円)なども開発した。

2階のギャラリーには、松本出身の染色工芸家・三代澤本寿さん(1909~2002年)の作品を常設展示する。スペインやアフガニスタン、モロッコなど三代澤さんが旅しながら世界を描いた作品を集め、風景や文字をデザインしたびょうぶやパネル作品など約30点が並び、年に数回入れ替えながら展示するという。
建物は市登録文化財第1号。「そのことを念頭に、かつての姿を大切に改修した」と、建物を所有する「たなか」会長の田中彰夫さん(75)。使える屋根瓦は使い、ギャラリーには「デリー」で50年間使った三代澤さんデザインのテーブルセットなどを据えた。
田中さんは「殺伐とした世の中でも、今なお新しさを感じる三代澤さんの作品に触れると心が安らぐ」と話している。
営業は、1階が午前10時~午後6時で無休。2階は午前10時~午後4時半、水曜定休で入場料200円(中学生以下は無料)。℡0263・31・3316 。
(嶋田夕子)