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木曽漆器レンタル「かしだしっき」

木曽漆器の良さ、レンタルで感じてみませんか―。塩尻市木曽平沢の若者有志でつくる「木曽漆器青年部」は4月から、漆器のレンタル事業「かしだしっき」を本格始動させる。漆器へのハードルを低くし、漆器ファンを増やしたい考えだ。
皿と鉢全7種類を販売価格の約2%で貸し出す。ネズコの板を割って作った15×60センチのへぎ板皿(400円=以下1回の料金)、直径約30センチのセンの大皿(380円)、直径約27センチのクリの挽(ひ)き目皿(300円)などがラインアップされている。40人ほどのパーティーに対応できる数をそろえる。
借用者は▽電子レンジで使わない▽使用後は食器用洗剤や柔らかいスポンジで洗う―などの注意事項に沿って利用する。
貸出窓口は平沢にある塩尻・木曽地域地場産業振興センター「木曽くらしの工芸館」。利用の3カ月前~5日前に同館へ申請する。貸し出しおよび返却は同館へ直接もしくは配送で、送料は借用者が負担する。
試行期間だった本年度は料理教室、飲食店、高校の調理実習、市や県の催しなど11カ所に貸し出し、問題点を探った。「まだ細部を詰めなければいけない部分はあるが、運営しながら修正し、サービス向上に努めたい」と青年部の酒井幹治部長(47)。
かしだしっきは、青年部が2015年度に掲げたビジョン「楢川・工芸の人々が集う街~作り手が住みたくなる街を目指して」の実現に向けて実行するさまざまなプロジェクトの一つ。漆器の利用者を増やしたいとの思いから企画された。
試行期間中は個人の利用がなく、酒井部長は「誕生日会やお祝いなど晴れの日にぜひ使ってみてほしい。漆器に盛ると一層おいしさが引き立つ」と説明。日用品のため、傷付いたり漆がはげたりしても問題ないとし、「漆器を通して、物を大切に使う暮らし方も伝えたい」と話している。
詳細は木曽くらしの工芸館℡0264・34・3888
(松尾尚久)