【ガンズリポート】“OneSoul”備え怠らず 公式戦再開白紙も感染予防対策し全体練習

若い2選手獲得成長期待

新型コロナウイルスの感染拡大により、Jリーグは2月末から全ての公式戦が中断中だ。5月2日に予定されたJ2リーグ再開も延期され、今後の日程は白紙になった。山雅は感染予防対策をしながら全体練習を続けているが、11日に予定していた金沢との練習試合が急きょ中止になるなど、チームづくりにも影響が及んでいる。
これだけ長い空白期間は前例がなく、良いコンディションを保つのは容易ではない。「自分たちのようなベテランにとっては、今後のサッカー人生にも関わってくる。試合をやりたいというのが率直な気持ち」(橋内)と選手の思いは複雑だ。
もちろん、リーグが下した判断は誰もが受け入れているが、今後の見通しが立たない難しい状況下で、クラブのスローガン「OneSoul」をいかに体現するかが、今の山雅に課せられたミッションとなる。
中断の間、布監督は「まずはチャレンジ」と、本職と異なるポジョンに挑戦させたり、3バックを試行したりすることで選手の気持ちを切らさないように腐心してきた。

また、戦力面でもJ1仙台から長身のDF常田克人(22)と、昨季J2岡山でプレーした足元の技術にたけるMF久保田和音(23)を新たに獲得するなど、刺激を与えている。布監督は「常田はセンターだけでなくサイドバックもできる人材。久保田には得点に絡んでほしい」と、成長が見込める若い2人に期待する。
さらに育成U―18(高校年代)チームのGK神田渉馬(17、松商学園高3)とMF稲福卓(17、同)を2種登録してトップチームの公式戦出場が可能に。中断中に乾や中美、吉田ら定位置獲得が期待される選手がけがで長期離脱となったが、チーム内の競争が緩くなっていないのは好材料だ。
公式戦の再開は、早くて6月以降と推測される。それまでの間はフィジカルとメンタルを落とさず、かつ戦術の浸透を進めることでモチベーションを維持するほかない。練習試合を容易に組める状況ではなく、試合勘やゲーム体力には不安も残るが、山雅はできることに全力を尽くして再開の日に備える。