30年越え一番の花 夫から妻へ「愛情」注いだ一鉢

夫が妻へ30年以上前に贈った誕生日プレゼントの一鉢の花が、今も元気に咲き続けている。しかも今年は最高の咲きっぷりで、老夫婦を笑顔にしている。
松本市島内の三島栄作さん(81)と妻の幸子さん(76)宅の玄関にあるクンシラン(君子蘭)。直径約50センチの鉢に寄せ植えされた12株は、鉢の高さも含め約1メートル。半球型のオレンジ色の大輪が見事だ。幸子さんによると、花はこれまで9個が最多だったが、今年は現時点で12個が開いた。
当初は1株だけだったが、幸子さんが丹精してここまで育てた。肥料は「愛情」。新型コロナウイルス禍で気分も沈みがちだが、「この花を見ると『負けないぞ』と思える」と幸子さん。栄作さんは「元気に咲いてくれて自分も幸せ」と笑顔も満開になった。
大切な人に花と本を贈る「サン・ジョルディ」の日まで1週間。