フィリピン出身の2人が介護福祉士に

塩尻市宗賀の社会福祉法人「平成会」が運営する同市と諏訪市の施設で、フィリピン出身のエストリージョ・ラブリーさん(27)とモレノ・マリー・ステラビさん(33)が正職員として働き始めた。2人は同会が実施する留学プログラム1期生。「日本語や介護のスキルを高め、日本の看護師資格も取りたい」(ラブリーさん)と張り切る。
留学プログラムは、平成会が運営する施設で介護のアルバイトをしながら、日本語学校「長野国際文化学院」(諏訪市)と信州介護福祉専門学校(塩尻市大門三番町)でそれぞれ2年間学ぶ。一定期間、平成会の施設で働けば返済免除となる奨学金も用意している。
共にフィリピンの看護師資格を持つ2人は2016年に来日。昨年度の介護福祉士の国家試験に合格した。ラブリーさんは有料老人ホーム「せせらぎ」(同市宗賀)に、ステラビさんは諏訪市内の老人保健施設に配属され、ラブリーさんは「子どものころから日本で働くのが夢だった。将来は両親を呼んで一緒に暮らしたい」と意欲を燃やす。
同法人は、この4月に始まった留学プログラム2期生のフィリピン人ら2人と、国が外国人の就労拡大のため昨年新設した在留資格「特定技能1号」を持つフィリピン人8人も今後受け入れる予定。事務局の藤野真和さん(51)は「2人が外国人の中核になり、指導や相談役となってほしい」と期待する。