若者の“おこもりタイム”

新型コロナウイルスの影響でゴールデンウイーク明けも外出自粛が続いており、“おうち時間”はたっぷり。まとまった時間を有効に使おうと、気持ちを切り替えている人は多い。若者も資格取得のために勉強したり、新しい趣味を始めたり、これまで続けてきたことに力を入れたり。さまざまな過ごし方を聞いてみた。

ワインの資格を勉強中

作業療法士の百瀬葵さん(24、松本市岡田下岡田)は、日本ソムリエ協会の愛好家向け資格「ワインエキスパート」を取ろうと勉強中。大学4年生のときにおいしいワインに出合い、奥深さにはまった。昨秋、ワイン検定のブロンズとシルバーの両クラスに合格。一緒に受験した人に誘われ、より上級の資格に挑戦することにした。
テキストは750ページ。日本やカナダ、フランスなど国別にブドウの種類などが載り、銘醸地の場所は自分で地図を作って書き込む。勉強だけでは集中力が続かないと、フィットネスソフトで運動したり、めい想もしたり。「今の状態がいつまで続くか分からない。ストレス解消法を見つけ、楽しみながら過ごせたらいい」

ベイビーハープ練習

4月半ばにベイビーハープを購入したのは塚田国恵さん(32、同市蟻ケ崎2)。大学生のころ、偶然聞いた音色に感動。「いつかやりたい」という思いをかなえた。「家にこもるので、気分転換にもなる」
手軽なサイズからのスタートだが、12弦で音域が狭く半音が出せないため、演奏できる曲は限られる。「今の教本が終わったらもう少し大きいのを買い、米津玄師さんの『Lemon』を弾いてみたい」

自撮りで新たな発見

「sora」の屋号で活動するフォトグラファー高※木和輝さん(23、同市島内)は最近、自撮りを始めた。物や他人は撮影しても、スマートフォンで自撮りするのは初めて。「会員制交流サイト(SNS)に作品だけでなく、顔も出した方がいいよ」と勧められたのがきっかけだ。
「角度によって自分の顔が全然違うのにびっくりした。知り合いに『かっこいい』と言われ、浮かれている」。今後は三脚を使ったり、動画を撮ったりと可能性を広げていくつもりだ。

趣味の編み物に没頭

県松本養護学校しなの木分教室の大塚奈緒さん(17、同市原)は、以前から続ける編み物に没頭。今は畳1畳分ほどのブランケットを制作中だ。白、紫など7色の糸をかぎ針で編み、花などの模様を一つずつ作り、最後につなげて仕上げる。
編んでいる時は夢中に。「いやなことは忘れますね。完成も楽しみ」。母親に膝掛けとしてプレゼントしたいといい、「洋服も作ってみたい」。

思いがけずできた、まとまった時間。皆さんも自分なりの“おこもりタイム”を楽しんでみては-。

※はしご高