在宅勤務働き方見直す機会に

ルール決めや環境づくり工夫して

エルハウス 倉田ひろみさん 松本市

新型コロナウイルス対策として、企業や事業所などで導入が進む在宅勤務。社員12人のうち半数が在宅勤務している工務店「エルハウス」(本社茅野市)で広報などを担当、自らも自宅で仕事をしている倉田ひろみさん(松本市梓川倭)に、在宅勤務のこつや悩みなどを聞いた。
倉田さんが在宅勤務を始めたのは3月の初旬。チラシ作成などが主な業務で「パソコンがあればできる上、前職でも在宅の経験があり抵抗なく始めることができた」と言う。
在宅勤務の導入に当たり、同社は▽始める1週間前に申請する▽毎朝検温し体温計の画像を社内チャットにアップし報告▽その日どこで何をするのか共有する─などのルールを定めた。
加えて、倉田さんは自分だけの「独自ルール」も設定。▽オン・オフを切り替えるため仕事中は会社の制服で▽規定の勤務時間働いたかストップウオッチで正確に把握する▽無用な残業をしないよう1日の到達点を決めておく─の3点だ。
「職場環境」にも一工夫。台所と仕事場をカーテンで仕切り、つい手にしてしまいそうな本などを視界に入れないようにした。社内で先行して在宅を始めた倉田さんは、会社のブログにこうした気付きを書き込み、情報を共有している。
在宅勤務の利点を尋ねると「本社のある茅野市まで車通勤で往復2時間かかっていたのがゼロになったのが一番大きい」。出社していた時は午後8時ごろに帰宅し夕飯は簡単に済ませることが多かった。現在はバランスの取れた食事を作れるようになり「健康的な生活になった」と言う。
難点の「集中力の維持」には、合間に軽い運動を交え気分転換を図る。倉田さんは「ビデオ会議に必要な機器や勤怠管理の仕組みなど、環境さえ整えれば出社時と遜色ない働きができる。これを機に自身や組織の働き方を見直すきっかけになれば」と話している。