久しぶりに汗 松本で小学生サッカー教室

松本市総合体育館で23日、市内の小学生を対象に、松本山雅FCの育成組織コーチらが指導するサッカー教室が開かれた。新型コロナウイルス拡大による緊急事態宣言が解除され、各チームが活動再開を模索する中、参加者は一足早く実践練習に取り組み、休み中に落ちた体力や筋力を取り戻そうと汗を流した。
低・高学年の2クラスとも競技経験者が対象。計約30人が参加し、午後の小学4~6年生の部は13人が集った。
講師は、山雅ユースアカデミーの芝田貴臣フィジカルコーチ(39)ら。ラダーやコーンを使ったトレーニングでは、足をそろえてのジャンプや片足移動、ジグザク走などで瞬発力やバランスの強化を図った。
コーチらが外から転がすバランスボールに当たらないように、全員がドリブルしながら逃げるゲームも。バランスボールの進行方向を予測した上、自分のボールを失わないようにコントロールし、▽周りをよく見る▽隙を突いて逃げる(かわす)▽スペースを見つけて動く-など、試合で役立つ動きを実践した。
サッカーボール2個を同時に使った前中後半3分ずつのミニゲームは、2チームに分かれて対戦。4-4の同点となり、最後は1点取った方が勝ちの特別ルールで競った。
決勝点を挙げた牛山暖大君(鎌田6)は、鎌田スポーツ少年団の仲間2人と参加。「ゴールを決めて気持ち良かった。4月のチラベルト杯も中止になり、悲しかった。早くみんなとサッカーがしたい」。
女子でただ1人参加した松本ウイングの西澤虹愛さん(明善4)は「久しぶりに試合ができてうれしかった。もっと練習してうまくなりたい」と息を切らした。
芝田コーチは「練習ができなかった分、基礎体力が落ちているのが目に見える」とし、「まずは技術より体力、筋力を取り戻すのが第一。仲間とするサッカー本来の楽しさ、喜びをかみしめ、次のステップにつなげてほしい」。
教室は今回、同市が緊急事態宣言解除を受けて企画した健康教室の一つで、小学生対象はサッカーだけだった。