ハンマーダルシマー 柔らかな音色響かせ

「ピアノの祖先」とも呼ばれる打弦楽器「ハンマーダルシマー」の国内で数少ない奏者の一人で、松本市在住の岩崎真治さん(36)が、市あがたの森公園などで柔らかな音色を響かせ、耳にした人たちを癒やしている。新型コロナウイルスの影響で、出演予定だった演奏会は軒並み中止に。再び聴衆の前で奏でる日が来るのを願い、練習を続けている。
岩崎さんは埼玉県出身。19歳のとき、オーストラリアの先住民アボリジニに伝わる管楽器「ディジュリドゥ」を始めた。その演奏や制作を経て4年前、「奏でると、辺りの風景が映画のワンシーンのようなキラキラした感じになる」(岩崎さん)というハンマーダルシマーに転じた。
「街があり、周囲に自然があり、首都圏にも近い」松本に引かれて昨年8月、東京から移住した。自然の風景から曲想を得ており、上高地や乗鞍岳、ビーナスラインなどを訪れたことで、作曲のペースが上がったという。
5人組のバンドやソロで活動し、コロナ禍の前は月に数回、県内や首都圏のカフェやライブハウス、野外イベントなどに出演、CDも制作した。「松本や信州の自然にいざなう、観光のPR曲を作りたい。癒やしを感じてもらえれば」と話す。
演奏活動が再開できれば、自身のホームページ(「shinjiiwasaki」で検索)に出演予定などを掲載する。