リモート演奏で笑顔を 楽都・まつもとライブ

新型コロナウイルスの影響で、2月から活動休止が続く「楽都・まつもとライブ」。松本市内の街角で定期的に開く演奏会を担ってきた市民有志約20人の「プロデュースチーム」が、演奏動画を公開している。各自が歌と伴奏を個別に収録し、編集したリモート演奏で「上を向いて歩こう」を披露。街中に再び音楽があふれることを願い、音色を響かせている。
同ライブは2017年度にスタート。月2回、地元ゆかりの音楽家らがクラシックやポップス、ジャズ、合唱などさまざまな音楽を奏でてきた。毎夏の音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」の期間中に開催する「ウェルカムストリート・ライブ」を通年化したもので、生演奏が気軽に聴ける場になっていた。
ライブ再開のめどが立たず、今夏のOMF中止も決まる中、「市民に笑顔と元気を発信したい」とリモート演奏に挑戦。ギターやピアノ、パーカッションなどを演奏できるメンバーが伴奏を買って出た。過去のライブ風景や、にぎわう縄手通り、空にかかる虹の写真なども織り交ぜ、曲の最後にチーム一同からの応援メッセージを字幕で掲示した。
事務局で市国際音楽祭推進課職員の窪田健司さん(33)は歌で参加。「ライブの再開とコロナ収束を願うみんなの気持ちが込められている。ぜひ聞いてほしい」
動画は会員制交流サイト(SNS)のフェイスブック(「楽都・まつもとライブ」で検索)などで公開中。ほかに過去のライブ出演者から寄せられた映像を、3日ごとに更新して配信している。