ケーズデンキ 異例の開店

松本市宮田の国道19号沿いにオープンした中信地区初進出となる家電量販店、ケーズデンキ松本宮田店。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、事前の広告宣伝などはほとんどしなかった異例の開店から1週間がたった3日、同店の北澤大輔店長に、現状や店の特徴などについて聞いた。
─新型コロナウイルス禍の中での開店。今の手応えは
事前の宣伝は、店の入り口の横断幕とインターネットだけだったが、予想以上のにぎわいだった。コロナ禍という社会的状況の中で、お客さんのことを思いチラシなどを入れず、ひっそりとオープンするつもりだったので、ここまで来店してもらえるとは思わなかった。逆に「3密」にならないかと心配した。
─東京五輪が延期になった。テレビなどの売れ行きに影響はないか
当初は、7月開幕予定だった五輪によるテレビの需要を見込んでおり、延期で多少、減るとは思っていたが、今のところそうはなっていない。国民1人当たり10万円の給付金が追い風になっている。10万円といっても家族単位では40、50万円の臨時収入。そのうちのいくらかは「省エネの冷蔵庫に充てようか」となる。中信地区では初のケーズデンキの開店を待っていてくれたお客さんもいる。
─ケーズデンキの特徴は
一番はポイント還元などではなく「現金値引き」だ。年会費無料の「あんしんパスポート」をつくって、提示してもらえれば、その場で値引きする。ちびまる子ちゃんのCM「新製品が安いケーズデンキ」のフレーズの心は現金値引きだ。
そしてもう一つは、購入金額によって3、5、10年の期間がある「長期無料保証」だ。
─従業員教育はどうしてる
例えばエアコン。お客さんにとってみれば、みんな白くて同じに見える。購入の判断を値段だけにするのは不親切。こちらがしっかりと案内した上で、購入してもらえれば、買った後も満足してもらえる。そういった教育は勉強会などを通じてやっている。
─今後、どういった店の運営を目指すか
お客さんあっての店。現状では「密」にならないように気をつけながら目の前のお客さんを大切にし、「地域1番店」を目指す。コロナ収束後にはチラシなどを使ってケーズデンキのことをもっと多くの人に知ってもらいたい。
【プロフィル】
きたざわ・だいすけ 1982年、長野市出身。高校卒業後、専門学校に進学。2009年北越ケーズ(新潟市)入社。ケーズデンキ長野本店で副店長、18年から伊那店店長を務め、現職。37歳。