ゲスト作家を迎え5周年 「雷鳥張子」21日発売

松本市在住の工芸作家らが手作りする、ライチョウをモチーフにした「雷鳥張子(はりこ)」が、発売5周年を迎えた。今回は特別ゲストとして、彫刻家の大曽根俊輔さん(42、同市)と写真家のモモセヒロコさん(45、安曇野市)が参加。アーティストの個性が光る張り子5種類が21日に発売される。
「雷鳥張子」は、紙の工芸作家の梅川茜さん(38)、画家の小沢夏美さん(40)、書店「本・中川」を営む中川美里さん(41)らが「過酷な環境で生きるかわいくて、すごい生き物」のライチョウにもっと関心を持ってほしいと2015年に始めた。以降、毎年、夏至と立冬に新作を発表してきた。
張り子の制作が初挑戦のモモセさんは、メンバーの指導を受けてハイマツの上にたたずむライチョウと、自分の好きなおにぎり型のライチョウを作った。この2種類にはそれぞれの張り子のブロマイドが付く。「表情が全て違って、撮影していて楽しかった」
雌のふわふわした冬毛を表現したかった大曽根さんは、自身の作品作りで用いる麻布と漆で張り重ねる「乾漆(かんしつ)」の技法でライチョウを形作った。
梅川さんは首振り張り子、小沢さんはつがいを制作。全ての張り子に同封するしおりには、今回は過去10シーズンに制作した全作品の写真を掲載した。しおりを担当した中川さんは「作品が並ぶと、感慨深い」と話す。
1個3500円、各30個限定。松本市美術館や市内喫茶店などで販売する他、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、初めてネット販売も行う。詳しくはホームページ「雷鳥張子」で。