2旅館運営つたや本店がCF

木曽町で2軒の宿を運営する「つたや本店」は、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を活用して資金集めをしている。新型コロナウイルスの影響で国内外からの予約が相次ぎキャンセル、休館を余儀なくされたため、江戸時代から続く歴史とおもてなしの心を守ろうと企画した。
宿は1688年創業の「街道浪漫おん宿蔦屋」(福島)と、大自然の中に立つ「つたや季(とき)の宿風里(かざり)」(開田高原)。同社の年間売上高の約8割を春と秋で占めているが、コロナ禍による休業で約半分が見込めなくなったという。
返礼品は、宿泊や会席などで5000円分を使える「プレミアム利用券」(3500円)、木曽名物のほお葉巻きやトウモロコシなど3種類から1種類を宅配する「お届け便」(6000円)など8品。集まったお金は、木曽路の地図の製作費用や風里の宿泊体験のためのテント購入などに充てる予定で、蔦屋の14代目おかみの宮崎昌美さんは「返礼品などを通して地元と一緒に盛り上がりたい」。
CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」から寄付できる。締め切り7月7日。おん宿蔦屋は6月19日、風里は7月1日に再開予定。県民向け特別プラン、医療従事者を応援するプラン、医療従事者・エッセンシャルワーカー(社会を支える業務に就いている人)向けの限定プランも準備中。℡0264・22・2010