「まつもとワインさんぽ」配信 折井さん夫妻

「大好きな松本」を届けたい

ワインをグラスに注ぐ音や注がれる瞬間、飲む人の楽しそうな笑顔、販売店の貯蔵施設やお薦めのワイン─。
松本市の映像製作会社「Visual工房ORII」(大手5)が、松本平のワインを提供する店や酒店、ワインセミナーなどの様子を撮影し「まつもとワインさんぽ」と題してシリーズで動画を発信している。
同社代表の折井隆明さん(63)と妻の直枝さん(57)が、ワインエキスパートらの協力を得て制作。これまでに10本をYouTubeにアップした。
「コロナ禍が収束したら、松本在住の外国人から見た松本の紹介や、Iターン者向けの番組を作りたい」。折井さん夫妻は、さまざまな角度から大好きな松本を映像で発信していこうと考えている。

店主らの人柄や魅力を引き出す

「まつもとワインさんぽ」は、折井隆明さんが撮影と編集を、直枝さんが企画構成を担当する。ワイン会の場面は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言前に撮影した。
「ランチワインを楽しむ」をテーマに撮影した回は「OSTERIA(オステリア)信濃」(松本市中央3)が舞台。自慢のランチメニューとオーナーの草間隆之さん(36)お薦めのイタリアワインを紹介する企画だ。ナビゲーターは、ワインエキスパートの小林ゆかりさん(54、同市宮田)。店の場所が分かりやすいように中町通りを歩き、店にたどり着く設定にした。
小林さんのナレーション、草間さんへのインタビューへと進んでいく。人が途切れるまでカメラを回すのを待ったり、「自分の言葉で話して」とアドバイスしたり。店では、イタリアで3年半修業したという草間さんが特に思い入れが強いという赤の「キャンティ・クラシコ」(トスカーナ)など4種を紹介。実際にランチを食べながら、相性ぴったりのワインを楽しむ映像もある。ワインや料理だけでなく、草間さんら人にも焦点を当て、その魅力を描き出す。
「まつもとワインさんぽ」は1月にスタート。醸造所も増えている信州のワイン文化や情報をしっかり伝えたいと、エキスパート、飲食店や酒店のオーナーらプロに出演を依頼している。「松本からいろいろな魅力を発信したい。信州ワインが定着するきっかけになれば」と隆明さんは話している。