県ケ丘高「縣陵祭」オンラインで開催

松本市の松本県ケ丘高校(957人)は26~29日、文化祭「縣陵祭」を開く。新型コロナウイルス感染防止のため一般公開はせず、在校生向けのステージ発表やイベントもオンラインで視聴する、新たな形で開催。多くの高校がコロナ禍で今夏の文化祭を延期し、内容にも頭を悩ませる中、独自の「オンライン文化祭」が注目を集める。

新たな形に全力チャレンジ

初日(前夜祭)は、体育館での開祭式の模様や各クラスの発表、有志のバンド演奏などをライブ配信し、クラスごとに教室で視聴する。最終日の閉祭式も同様。生徒による売店は設けず、「地域応援プロジェクト」として近隣の店に注文した軽食を配布する。
2、3日目は生徒は登校せず、事前に収録した文化部のステージ発表やイベントの動画が順にユーチューブにアップされ、自宅などで見る。各部の希望により、27日の発表は生徒と保護者のほか市内などの中学・高校に視聴用のQRコードを配り、28日の発表は生徒と保護者に限定配信する。
美術作品はSNS(クラスター)でバーチャルリアリティー(仮想現実)展示、研究発表はインスタグラムに掲載して校外にも公開。市内のコミュニティーFM局「エフエムまつもと」が、生徒が制作した30分間の番組を放送する(27日午後2時半、28日正午~)。
例年、中信地区の高校文化祭の皮切りとなる「縣陵祭」だが、コロナ禍による臨時休校で準備が大幅に遅れた。生徒会は休校中の4月初旬から、オンラインで役員会を開くなどして内容を検討し、5月22日に開いたオンライン生徒総会で開催を決めた。
生徒会長で3年生の木村珠星さん(18)は「オンラインなりに充実させたい。未知の分、全力でチャレンジする」と話している。