手軽でバリエーションも豊富 試してパッククッキング

ポリ袋に食材を入れて湯煎にするだけの調理法「パッククッキング」。災害時の食事として知る人も多いと思いますが、手軽に作れてバリエーションも豊富、洗い物を減らせるなどのメリットから子育て中のママ、パパにもお勧めです。。パッククッキングの講座を主宰する栄養士で整理収納アドバイザーの上原郁子さん(46、松本市神林)に、魅力やレシピなどを聞きました。

─パッククッキングとは?
フランス料理のシェフが、うま味を逃がさない真空調理を電気炊飯器とポリ袋を使って簡単に行う方法を開発・提案。それに賛同した編集者や栄養士らがこの調理法を「パッククッキング」と名付けました。東日本大震災を機に少しずつ広がり、防災食として推奨されています。

─どんなものが作れますか?
ご飯、パスタ、煮物、スープ、簡単なおやつなど。ポリ袋の中で調理と調味ができるので、風味やうま味を逃がさず、衛生的かつ効率的というメリットがあります。途中で味見ができないので、調味料を入れる場合は薄味にするとよいでしょう。
湯煎で使う水を汚さず複数の料理を同時に作れ、洗い物も減らせて節水になるのも良い点です。ただ、作れる量が1~2人分なので、大人数分の場合は手間になるかも。

─用意するもの
鍋、水、熱源(カセットコンロも可)、食品用ポリ袋(高密度ポリエチレン、厚さ0・01ミリ以上)、食材、調味料。高密度ポリエチレンは熱に強く、一般的に110度くらいまで耐えられます。私が愛用するのは「食品用湯煎調理袋」(ワタナベ工業)。「アイラップ」(岩谷マテリアル)も人気です。この他にもホームセンターや100円ショップなどで販売されています。

─調理のポイント
①空気を抜きながら袋をねじり、高い位置でぎゅっと結ぶ。
②熱で温められると中身が膨張するので、入れ過ぎない。
③袋が直接鍋肌に触れると破れやすいので、底に皿やざる、タオルなどを敷く。
④油分の多い材料は、内部の温度が高くなって袋が破けたり溶けたりする場合もあるので不向き。
⑤途中で開封できないので、あらかじめ加熱時間を調べておく。

上原さんは「災害時にレトルトパックのご飯がなくても、この方法を知っていれば安心ではないでしょうか。パッククッキングはアウトドアでも大活躍。親子で楽しみながらお試しください」。
サークルなどへの出張講座も行う。講座の情報などはホームページ「住まいと食を整えるMOTOLIGHT」ヘ。(http://www.motolight.net/)から。問い合わせはikubom46@gmail.com LINE(ライン)IDは@640axzqo