ギター仲間2人 地元のホールで 観客4人 熱いライブ

ギター愛好者でともに松本市波田に住む中野秀二さん(71)、三原一人さん(63)が6月19日、市波田文化センターで演奏会「二人ライブ」を開いた。約300人収容のホールに観客は4人だけだったが、スポットライトを浴びた2人は大観衆を前にしているかのようにギターをかき鳴らし、歌声を響かせた。
中野さんが「春の小川」、中島みゆきさんの「糸」、海援隊の「贈る言葉」など16曲を弾き語り。三原さんは35年ほど前に、当時のバンド仲間や自身が作詞作曲したオリジナル曲を披露した。
2人は今年1月、地区の男性有志が集まる「そば会」で出会った。そこで中野さんがギターを演奏し、一昨年に東京から移住した三原さんが「自分もやっていた」と話し掛け、意気投合した。
中野さんは6月13日に同センターで予定されたギターのイベントに出演するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。「それなら自分でホールを借りてライブをやろう」と思い立ち、三原さんを誘った。
観客は、2人の妻と中野さんの散歩仲間ら。夫の弾き語りに三原さんの妻・恵美子さん(55)は「ほれ直しました」。
「気持ち良かった。気軽に借りられるホールが地元にあることを皆に教えたい」と中野さん。何十年ぶりかにギターを再開したところだったという三原さんは「誘ってもらってよかった」と満足そうだった。