浅利慶太記念館が開館 劇団四季記念館を改称リニューアル

大町市平の「劇団四季記念館」が、「劇団四季浅利慶太記念館」に改称し4日、今季の営業を始めた。展示内容を一部リニューアル。2018年に死去した劇団創設者で演出家の浅利さんの功績を、劇団の歩みと共に紹介している。
浅利さんの生涯を紹介するコーナーを大幅に充実。生い立ちや功績、手掛けたオペラなど、ミュージカル以外の作品もより詳しく分かるようにした。開閉会式の総合プロデューサーを務めた長野冬季五輪関連のコーナーも拡充。開会式で子どもたちやバレエダンサーが着用した衣装が並ぶほか、映像も流し、興味を引かれる展示になっている。
この他、亡くなる間際まで使っていた机も置き、机上に愛用の品を生前と同じように配置。妻で俳優の玲子さんは「今でも座っているようで、胸が熱くなりました」。
また玄関に浅利さんのブロンズレリーフを設置。同劇団の吉田智誉樹社長は「今でも叱られているようで」と苦笑い。「コロナ禍で演劇界は苦境に立たされているが、偉大な革新者だった浅利慶太の思いに寄り添い、状況を脱するべく力を合わせていきたい」と話した。
浅利さん、劇団四季と、同市とのつながりは、1968(昭和43)年に稽古場を兼ねた山荘を市内に設けたのが始まり。94年に舞台装置や衣装などを保管する「演劇資料センター」を建設し、敷地内に翌年、現在の記念館に当たる「演劇資料館」を併設した。
今季は11月29日までの午前10時~午後5時(11月は4時)に開館。月曜休館。入館料600円、小中学生300円。℡0261・23・6112