梓川・稲核ダム洪水吐きゲート5門放流 6月末からの長雨影響

梅雨前線の停滞で6月末から長雨が続き、松本市安曇の梓川にある稲核(いねこき)ダムでは5門ある「洪水吐(ば)きゲート」から放流を続けている。
稲核ダムは事前放流など洪水調節の協定対象。撮影時の放流は台風や長雨などで水量が増えた時に行う通常の運用で、管理する東京電力リニューアブルパワー松本事業所によると、全門開ける放流は年に2、3回あるという。
例年この時季、稲核ダムへの流入量は毎秒約40トン。8日の豪雨を含む今回の長雨の影響で、流入量は1969年の竣工(しゅんこう)以来3番目となる毎秒690トンに達した。同事業所は4日に流入量や下流域の状況も考慮し、徐々に放流を増やした。
稲核ダムは堤高60メートルのアーチ式ダム。奈川渡ダム、水殿(みどの)ダムとともに「梓川3ダム」と呼ばれ、一番下流にある。