決意新たにゼロから 4月に全焼「あがたの森接骨院」 移転再開 いつか再びあの場所に 再建へCFも

4月13日の火事で、建物を全焼し、一時休業していた松本市県3の「あがたの森接骨院」が、場所を同市筑摩2の筑摩神社近くに移転し、診療を再開した。火事は、草間亮太院長(29)が3代目を継いでから、わずか約2カ月後に起きた惨事だが、「ゼロからのスタート。今は前を向くしかない」と決意を新たにしている。
火事は昼休み中に起きた。火はあっという間に広がり、建物は全焼した。原因は足元などを暖めるハロゲンヒーターと思われるが、消防によると、詳しい出火原因は不明という。
出火当時、外出していた草間院長は「最初は現実を受け止められなかった。昼休み中で、患者さんらがおらず、けが人が出なかったのが何よりの救い」と振り返る。
同院は、約50年前、草間院長の祖父・秀夫さん(故人)が松本市中央3に開院。2代目の父・和俊さん(61)が同市県3に場所を移し、22年間診療してきた。
草間院長は、高校卒業後、柔道整復師の資格取得のため、専門学校に進学。東京都と岐阜県の接骨院などで約10年間修業し、昨年7月に松本に戻り、和俊さんから家業を引き継ぐため、建物を改装するなど準備。1月29日に3代目院長としてスタートした。この11日前に第1子も誕生していた。
火事のあった場所は、現在は更地。将来的に再びこの場所に「あがたの森接骨院」を再建するのが一番の目標という。
草間院長は「『さあ、これから』という時にこんなことになってしまい、患者さんらに申し訳ない。今は目標に向かい、この場所で1人でも多くの人の力になりたい」と話す。
あがたの森接骨院再建に向けたクラウドファンディング(CF)を始めた。CFサイトは「CAMPFIREあがたの森接骨院」で検索。
同院℡0263・75・2995