「リモートで松本ぼんぼん」 信大留学生グループが参加

松本の夏の風物詩最大限楽しもう

新型コロナウイルスの影響で中止になった「松本ぼんぼん」。動画投稿サイトYouTubeで踊りの動画を楽しむ「リモートで松本ぼんぼん」(信濃毎日新聞社企画)に、信州大の留学生グループが投稿した。日本の、松本の夏の風物詩を「新しい生活様式」で最大限楽しもうとの空気が伝わってくる。
出身国の国旗を貼ったマスクを付け、キャンパス内で「松本ぼんぼん」を踊る留学生たちは「信州大学グローバルぼんぼん」のメンバー。日本の伝統文化を学ぶ講座も、留学生同士が交流する場も今年は相次いで中止になる中、同大グローバル化推進センター職員の呼び掛けで集まった。
踊りは、松本市出身の仙石祐・同センター助教(40)が「正調」を伝授。「ジャパニーズダンスを体験できる」と評判が広がり、ブラジル、キューバ、スリランカ、フランスなど12カ国の15人ほどが参加。3日間に分け、距離を保ちつつ、全員が映るよう配置を工夫するなどして撮影した。
ジェレミー・ヒクスさん(26、米国)は、全国で松本ぼんぼんを踊ると思っていたが松本だけと知ってびっくりしたという。「街に踊りがある松本の歴史にリスペクトしたし、その中で自分も踊れてうれしかった」
高校時代から日本に憧れていたと言うホンゴロ・インヒュボルドさん(19、モンゴル)は「とても興味深い踊り。友人も増えた」。母国の家族に動画を見せたというゲレルトヤ・オリギルサイハンさん(19、同)は「コロナ禍の最中に留学して心配をかけたけれど、楽しんでいる姿を見て安心してもらえたと思う」と笑顔を見せた。
「先輩から『信大に行くと松ぼんがある』と聞き楽しみにして来る留学生も多い。こうした形で、少しでも松本の文化に親しんでもらえて良かった」と仙石助教。「皆、踊りの上達がとても早かった」と太鼓判を押していた。
参加団体は8月1日のMGプレス紙面で紹介する。