木工作家伊藤長明さん・妻妙子さん 初のリアルバードカービング展

安曇野市穂高有明の木工作家、伊藤長明さん(66)と、妻の妙子さんは7~18日、初の「リアルバードカービング展」を、妙子さんが運営するギャラリーぬく森で開く。彫りは長明さん、彩色は妙子さんが担当。オオルリ、アカゲラ、ジョウビタキなど、野鳥好きの2人が相談し合って作った12種類を展示する。
作品はどれも実物大。「それぞれ個体差はあるので、一般的な平均値をとった」と長明さん。今回は体長11・5センチのメジロが最小。鮮やかな青色のカワセミは17センチが2体で、雄が雌に魚をプレゼントしている姿だ。
目を引くのはサンコウチョウの雄。体はさほど大きくないが、35センチもの長い尾が付いている。夏場、本州のあちこちにいるというが、薄暗い林の中にすむため、目にする機会は少ないという。長明さんは「3回見たことがあるが、長く柔らかな尾をひらひらさせる姿はとても印象的だった」と目を輝かせる。
ライチョウの雄は35センチほど。2人で大町市の山岳博物館に足を運び、実物を見、剥製で採寸もさせてもらった。「羽は、白黒のコントラストが美しい時期のものにした」と妙子さん。
長明さんは20代前半から野鳥の写真を撮り、習性にも詳しい。以前から頼まれて野鳥を彫ることはあったが、最近は進んで作るように。2人は「実物を見たことがない人にも楽しんでもらえたら」と話す。
午前10時~午後5時。木曜定休。ぬく森 電話0263・84・4133